邪馬台国以前に古代出雲に巨大な宗教国家が存在し、それが大和に影響を及ぼしたという著書は、
古代出雲王国の謎 (武光誠著) など他にも幾つかあるが、本書はその中でも秀逸なものの一つであると思う。以下に本書を読んでの感想を、一読者の異論として批評してみたい。
本書の中心テーマは、出雲と大和の関係のなかで、「国作り」と「国譲り」の歴史的意味を考えることにあるといってよいだろう。著者自らが丹波で初の四隅突出墓を発見したというエピソードも紹介され、出雲王国は、出雲から高志(越)までの日本海側に連続的に広がっていたという。そして、出雲からの勢力が畿内にも入ってゆき邪馬台国となり、神武東征を阻んだ饒速日命は出雲系であったとされる。饒速日命だけでなく、それに関連する海部氏、尾張氏、和珥氏、物部氏、伊福部氏、さらには鴨氏、葛城氏も出雲系であるとされ、出雲系の神々の頂点に立つ神格としてあるのが大国主神であるという。大国主神の「国作り」と「国譲り」が日本書紀に記述されているのは、神武が邪馬台国を倒して大和朝廷となった後も、大国主神の存在が人々の記憶に深く留められていたため、それを無視することができなかったためであると説明される。「国譲り」神話は、饒速日命が長髄彦を殺して神武側に帰順したという「史実」が、神話の世界に投影されたものであるとしている。
出雲王国は、出雲から高志(越)までの日本海側に連続的に広がっていたということ、鴨氏が出雲系であったということあたりには共感できても、畿内あるいは周辺の多くの氏族が出雲王国を起源にするということには、四隅突出墓が畿内で見つかっていない状況下では、説得力に欠けよう。ひよっとしたら、記紀の編者が仕組んだシナリオに著者の村井氏はまんまと嵌まってしまっているのではないかという危惧を抱く。このような本が世に出ること自体が、記紀の編者が狙った密かな思惑を満たすものではないかと、私は疑っている。記紀の編者のシナリオというのは、出雲の大国主神による「偉大な国作り」をクローズアップすることによって、大国主神の偉大さを読み手に印象付けることである。それはその後にくる「国譲り」をより効果的に演出し、「国譲り」の本当の目的を隠蔽するためではないだろうか。問題は「国譲り」の内容である。饒速日が神武に国を譲ったのが「国譲り」であるとするのは短絡的であるように思う。国を譲る相手が天孫族であることは自明であるが、国を譲る側の主体は果たして出雲の大国主神であったのかという点がもっと論考されてもよいように思う。本書の
タイトルにある「出雲と大和」の関係の中で出雲の存在と役割を解明するという著者の探求姿勢は正しいと思うが、神々の世界での「国譲り」の意味について見落としてしまっている大きな落とし穴があるように思う。飛鳥時代まで「国譲り」の時代が下ることの可能性については、考えられなかったのであろうか?
家族揃ってお気に入りなのですが、年に1,2回あるかないかの、帰郷時しか買えず、さびしい思いをしていました。
日本橋 三越の向かいにある「しまね県のお店」に寄ってみたらあったので、ラッキーと思いつつ、ひょっとしてと、amazonで調べたら、
何と送料無料で同じ価格。これからも扱い続けてくれると嬉しいのですが。
お醤油は、これか、ゴマドレで有名な金笛(埼玉)、しか使いません。
声優のせいか、妹というよりお姉さんっぽく感じました。分岐選択肢が2つで、序盤と分岐ルート。でも大概序盤選択肢でプレイ内容が異なるので実質一つかも。プレイ中のSEがやや五月蝿いのが気になりました、ピー音を被せているんですが間隔が短くあまり意味がないのでは… でも、普通に可愛いです。見た目が妹というより年上のお姉さんっぽくて