「王様のレストラン」の三条政子役の演技が気に入って購入。
「時間を楽しむ工夫をしながら、自分らしく、ものや人、季節を慈しんで暮らしていきたいと望むからです。」P12
メモ
●古書「線が引いてあったり、何かが挟まっていたりするのが好き。
そっおとページをめくるのが好き。」P12
P40の写真の数々
imagine 「未来を、心に思い描いてみることの大切さ。」P56
きっちり詰める P68お菓子の写真
Snap shot「ひとり訪れたその場所と、その時の私を一緒に記念におさめようと。」P119
Spiritual「興味があっても、夢中にならないように気を付けて。
気になる人の心と同じ。みえないものにはのめり込んでしまいますから。」P120
Style「・・・纏いたいのは、私なりの雰囲気。大切なのは持つこと、培うことですね。
自分の個性を。自分のスタイルを。」P123
文章で書きぬいてみると、特段なことはないのですが、
あの微笑の主、
鈴木京香を間違いなく感じます。
平成元年を舞台にした石田純一演じるプレイボーイの恋愛模様を軽い
タッチで描いた森田監督による作品。公開当時は評判はよくなかったが、今から見るとリアルバブルへGO!でその時代性が楽しめる。どうも往年の日活映画スタイルを平成バブルで再現してみたようなノリで妙に演劇っぽいクサい台詞の応酬もそのようなところから来ているようだ。意外と見かけとは裏腹に気楽に楽しめる作品となっている。共演する女優陣も豪華。一番の見所はディスコのシーンでの石田純一のあまりにもリズム感のないへたくそなダンス(笑)。この人スポーツ万能って絶対嘘だ。
スクリーンでも見てますが、メイキングが見たいこともあり購入。
撮影を待っている間、写真を撮ったり、深キョンとおしゃべりしたりと自然体の京香さんでしたが
カメラが回った途端、セリフのないシーンでの佇まいが、そこだけ空気を変えてしまう瞬間が見られ、
魅入ってしまいます。
ドラマ版は放映中はもちろん見ましたし、DVDも持ってますが、メイキングに関してはこちらの方が
充実してます。素の部分が見られて。
ドラマはとにかくはまりましたが、映画は少し時代が前のヨーロッパ映画のように趣きがあって、
ゆったりした感じが私は好きです。シンガポールも
マレーシアも行きたい・・・
オリジナル版の要素を活かしつつ、男女4人の関係にストーリーを絞った内容はわかりやすく4人に感情移入しやすい。この点はオリジナル版がジャック=日本版の大介(
生瀬勝久)の下半身の暴走をエロでリアルに描いたため、焦点が絞れなくなったと対照的。
過去のアメリカ留学時に青春の楽しい記憶を持つ道雄(小日向文世)、麻有子(
鈴木京香)、大介の3人に日系人のミナ・パーカー(菊地凛子)が加わった、一種同窓会ムービー。
オリジナル同様結婚を控えた大介と道雄の男二人旅(オリジナルはバチュラー旅行だったが、本作は大介の現実逃避旅行の色彩が強い)。ワイナリーで麻有子と再会し、ミナとであった2人。大介は画家の卵のミナにぞっこんになり、道雄と麻有子は若かった頃の淡い想いを再び思い出すという展開。うつくしいカリフォルニアのワイン畑の映像がストーリー展開にマッチし雰囲気を盛り上げる。
アメリカ人と結婚する大介がアメリカ式生活を疎ましく思い、日本語が通じるミナの小悪魔的な可愛らしさにのめり込んでしまい結婚をやめようと思う点もオリジナルより説得力があった。一方、オリジナル版ではマイルス(日本版の道雄)を見るマヤ(日本版の麻有子)の表情が愛情に満ちて魅力的だったのだが、麻有子が道雄を見る目にいとおしさが欠けていたのが残念だった。これは麻有子に道雄のことを「先生」と呼ばせて距離を持たせてしまったせいかもしれない。
ラストの道雄の麻有子に向けた留守番電話の「ワインは何を飲むのではなくて誰と飲むのかだ」というフレーズはオリジナルにはない素晴らしい表現。しかし、留守番電はと麻有子の行動は直接関係しないのは素晴らしい言葉だけに残念だった。
全体的には上手くまとまっているものの、ちょっと厚みに欠けるのは、まだオリジナルに引っ張られる部分があったせいか。ワインについてももう少し紹介しても良かったかも。
★は3.5の四捨五入で4つというとこか。