Computerに多少詳しい方ならば、Interpreterと言えばCompilerだと思うのが普通。
この映画について何の予備知識もなく観始めた私もてっきりIt絡みのSuspense作品だと思っていたのだが、
ニコール・キッドマンの役柄を知って『何や、そっちかいな』と納得した次第。
それにしても元過激派が国連での通訳の仕事に簡単に就けるとは思えないのだが、まぁ何時ものご都合主義って事で
気にしないようにしましょう。
Suspense作品なので、余りStoryに言及すると、これから観る人にご迷惑をおかけしますので控えますが
Busにおける爆弾TeroのEpisodeは緊迫感溢れる描き方でとっても良い。
しかし、それ以外は今時の派手なCGを使ってガンガン盛り上がる場面もなく、至って大人しめの80年代っぽいPolitical Suspenseである。
話そのものは中々面白く、全く退屈しないのだが、Lastがいただけない。
意外性の全くない大甘の茶番劇になってしまっており、これだけで★1個減。
どちらかが引き金を引いていれば、後味悪くとも、記憶に残るLast Sceneになったものを。
Anarchyな役処で本領発揮するショーン・ペンにとって、妻に浮気され、その尻軽妻が事故死して精神的に落ち込んでいる
Secret Service役はMiss Castだと思う。
妻の居ない自宅に電話して、留守電の尻軽妻の声を聞いて涙ぐんでいるショーンを観るのはちと辛い。
やっぱショーンは下記5作品がBest performanceでしょう。
「初体験リッジモント・ハイ」
「コードネームはファルコン」
「カジュ
アリティーズ」
「カリートの道」
「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」
それと黄色いVespa(ですよね?)に跨ったニコールの後姿は妙にSexyだった。
この人は元々嫌いだったんだが、初めてVisual的に良い女優だなぁと思いました。
でも好きにはなりませんが。
かっこいい!とにかくかっこいい!ソウル
ジャズ好きなら押さえたい一枚。
ジャズ、ブルース、ソウル、R&B、混ぜた上で出て来た粋なグルーヴの集大成。
ジャケットがカッコいいんだ又。是非是非お薦め!
言葉だけでなく、音楽や絵画など芸術的要素がたくさん盛り込まれていてとても綺麗な感じがした。一気に読むのも良いけれど、何度も読み返したくなる。スルメやお正月に食べる昆布…噛みしめれば噛みしめるほど良さが出てくるそんな作品だと思う。
本作はマンハッタンを中心に撮られた、緊迫のサスペンスアクションだ。惜しくもシドニー・ポラック監督の遺作になってしまったが、考えてみると製作のアンソニー・ミンゲラもポラック監督と同年に亡くなられた。普段はツアー以外に入館できない国連本部で撮影し(あれはセットではない)、空撮で捉えたマンハッタンの機能的美しさや「スピード」もびっくりのバス大爆発シーンなど、今までブルーレイになっていなかったのが不思議なくらいの良作である。骨太な脚本はメイキングを観ると「その日ごとに書き足していた」そうで、誰も結末がわからないTVドラマのような慌ただしさだったようだが、そこはニコールとS・ペンだ。圧倒的な芝居で魅了させてくれる。特にS・ペンは
スーツ姿のマンハッタンが似合うなあ・・・。インディペンデント作品で、かつ役も独特なことが多いので、こういうまっとうなSP役は本当にカッコいい。本作はおそらくS・ポラックだから受けたのだろうが、これからも大作での刑事役などを期待したい。ニコールも最初は単なる「追われる目撃者」だと思ったら、さにあらず。未完成脚本でインしたのに、この見事な締め方はS・ポラックの最後作として最高の終わり方だった。さりげなくシルヴァーカップスタジオなども背景にしつつ(本作はここでは撮影していない)、映画好きがハマる映像力も流石だ。特典映像は今となっては「超貴重」なS・ポラック最後のディレクションが堪能できるメイキングが必見。中国人刑事役で、クライド草津が重要な役どころを演じているのも嬉しい。待望のブルーレイで再見するのが楽しみである。作品に星4つ。
昨年、
ニコール・キッドマンとショーン・ペンの共演で公開された、同名のサスペンス映画の原作です。
アフリカの動乱の国の虐殺問題を議論する国連を舞台に、過去を失った(消した)通訳の女性と、妻を失ったシークレット・サービスが、その「悲しみ」故に結びつき、「悲しみ」からの脱却を果たそうとする物語です。
サスペンスの裏に「悲しみ」を抱えた二人の人間ドラマが的確に描き出されています。
そんなに長い小説でもないし、会話文のウェイトも高いので、一気に読みきれます。