ゲームを含めすべてのメディアを一通り堪能した、
火魅子伝ファンの一人です。
発売当時のCMを今でも思い出します、何気なくTVにジャパンファンタジーが宣伝され、なおかつオリエンタルな雰囲気を持つCMに釘付けになりました。
プロデューサーが『サクラ大戦』の広井王子氏、原案が『
プリンセス・ミネルバ』の舞阪洸氏、キャラクターデザインが『
エア・ギア』の大暮維人氏という顔ぶれが揃った作品の上にボイスを当ててる声優陣がとんでもなく豪華な作品のため、ゲームを攻略本も見ずにひたすらプレイしていたのは今では良い思い出です。
さて、本題のCDについてですがこのCDを購入する方々はキャラクターや物語に感化された人ですので、アレコレは言いません。それぞれのテーマソングに乗せてキャラの心境を歌いこんでいます。
特にゲームのOPやEDの曲の良さは世界観のイメージを全く壊さず、声優の方々が熱唱されています。
どこかのHPやゲーム、原作等で『
火魅子伝』に興味を持たれたならば絶対に買いです。
ようやく大団円を見れると期待していたのですが;
期待とは裏腹にあまりに広がりすぎた風呂敷はもはや回収は困難なほどで、まったく終わりが見えてきません。
まるで、人気が落ちるまで続く海外ドラマのような、なんともすっきりしない締めくくりが前作の
火魅子伝ラストと同様に続いています。
「それはまた別の話」だらけではさすがに微妙というしか;
ただでさえキャラ多過ぎ状態だったところへ、さらに敵方の新キャラまで加わって心配していたのですが、案の定といったところでしょうか。
21冊で一年ほどと、時間経過はものすごく遅いのに、キャラが多過ぎるせいで話が四方八方へ飛びまくり、放置キャラも多数出て、どうにもこうにも、なんかもったいないことになってしまった感じです。
鋼鉄の白兎騎士団のように、一冊ごとになんらかの決着を付けてくれると嬉しいんですが;
続編は読みたいですが、戦場が別世界へ移行してしまうようですので、メインキャラが邪馬台国へ帰還を果たし、話が本筋へ戻り、物語が終結するにはあと30冊は必要のような気がします(苦笑
ゲーム版
火魅子伝はいいBGMを使用しているので、しばしばゲームプレイの手を止めてずっと聴いてたりしました
このCDのおかげで名曲を好きなだけ堪能できました。作業用BGMとして毎日のように流してます