イタリアの大金持ちの我儘さとは、ここまで?と思える本でした。とにかく注文が多い。突発的な何十人のパーティーに対応でき、同じ料理は2度出さない。
地中海の食材を使った料理にすること、フォアグラのパテは常備置いておくことなどの条件のもとで金も休暇がたっぷりある大富豪の専属ヨットの料理人にアメリカ人の著者がなったからさあ大変。狭いキッチン、ゆれる船での最悪な条件のもとでの調理やクルーにバカにされない為ヨットの作業まで手伝って寝る時間以外は働きづめの毎日。
五年間の記録を1年間のように1冊にまとめて、巻末には料理のレシピが添えられています。
あまりの面白さに瞬く間に読んでしまいました。旅行のときに読むのがいい本です。
できれば、料理の写真でもあればもっと良かったのにと思います。
ですから、星は4つ