簡潔に書くと
・OPデモ(A.D.1993)の曲はナレーション入り。
・曲によっては2ループ収録されていません(DADDY MULKなど)。
・やや全体にエフェクト処理が施されているのでノイズも少なく聴きやすいです。
基板直録が好みの方は「
タイトーレトロゲームミュージックコレクション2」をお奨め。
・ゲームオーバーの曲が収録されていません(ちょっと残念><)。
・ブックレットは「JAPANESE SMILE」の譜面付き(ちょっと嬉しい^^)。
・9曲目に「DADDY MULK」のライブバージョンが収録されています。
・全9曲、27分58秒。
・少し物足りないところもありますが捨て曲無しの名盤だと思います。再販希望!
というわけで、
タイトー編第2弾「アクションクラスタ」です。
曲目はご覧の通り。過去に音源化の機会に恵まれていた(そして何より音源化に積極的であった)こともあって、未音源化作品はひとつもありません。ですから、収録
タイトルそれ自身と「実機収録」であることだけがこのアルバムの武器というわけです。
では、それが心許ないかと言えば、そんなことはありません。前作「シューティングクラスタ」にもまして攻撃的で、暴力的です。そしてそれゆえに古参のZUNTATAファンは迷うことなく購入すべきであり、古いゲームの音なんて、と思っている若いゲームミュージックファンは、是非ともこのアルバムに収められた楽曲群を聴くべきです。
まず冒頭の「影の伝説」からして、その音色の素晴らしさに息を呑みます。
メインのフレーズを奏でる琴のような音の、途切れる前の振動が減衰していくような微妙なニュアンス。「奇々怪界」「スーパーデッドヒート」などでも聴くことのできるFM音源での小倉久佳氏の音作りの細やかさを最もよく味わうことができる
タイトルです。GMO「
タイトー・ゲーム・ミュージック」のA面1曲目もこの
タイトルでしたが、そういう位置に収まるべくして収まっているのだとすら言えるでしょう。もちろん2ループ収録です。
ディスクを読み込ませると、「ニンジャウォーリアーズ」の代表曲である「DADDY MULK」の収録時間に驚かされます。もちろんこれも2ループです。単独のアルバムも発売されているにもかかわらず、今作まで2ループ収録されたことのない「ニンジャ」楽曲群が2ループ収められているというだけで、このアルバムの価値は俄然上がります。今もって揺るぎない名曲の数々をじっくり聴ける機会が、20余年を経てついにやってきたわけです。
さて、収録はどうでしょう。ビリビリと震えるようなノイジーな発音は、ある意味新鮮かも知れません。過去の音源と比べると、リバーブがかかっていない分音の引けは早く感じられます。ですが、かつてこの筐体に座って、プラグに自前のヘッドホンをつないだ人々には、あのときの懐かしい音の記憶が呼び起こされることでしょう。チップが発音するときのノイズ。電圧のムラが作るゆらぎ。それがここには刻み込まれています。本来プレイヤーの演奏を伴わない音楽が回路の負荷でアナログに「演奏」される矛盾ともいうべきものです。ストリーミングで流される音楽には決して出せない味と言ってもいいでしょう。
暴力的と言えば、「ラスタンサーガ」「ウォリアーブレイド」といった高木正彦氏作曲の
タイトルこそ、まさにそう呼ぶに相応しい音作りですが、特に後者が今回は聴き所です。「Nouvelle Vague」でもやたらとテンションの高い曲調と、変幻自在の展開で異彩を放っていた楽曲群の、本来の姿がここにあると言っていいのでしょう。テーマ曲と言える「B.G.M.1 "Rising"」一つ取ってもヘッドホンを振動させるほどに図太いベースの音の深さと生々しさは、旧譜を聞き慣れた耳には実に新鮮に聞こえます。各音色の粒立ち感もだいぶ異なっているので、これは是非聴き比べていただきたいところです。
個人的には小倉氏の隠れた傑作「ラスタンサーガII」が長く聴けるところが実にお得なアルバムです。収録
タイトルについては、もっとあれも、とかいやこれも、とかつい欲が出てしまいますが、FM音源(YM2203)からOTIS音源まで、という
タイトーが使用した音源の変遷を追うことができる非常に面白い選曲であると言えるのではないでしょうか。
そういうことですので、是非。旧譜を持っているから、というのは迷う理由にならないと僕は思います。むしろ旧譜を持っているならばこれも持っているべきです。
また、日本の電子音楽のエッジの一部がここにはあります。FM音源の音作りであるとか鳴り方とか、そういった興味からお聴きになるのも良いかと思います。
ダディマルクというゲーム音楽では屈指の有名な曲を聴くことができます。残念なのはニンジャが一トラックに収録されておりループが短いというところです。1500の方を買った方が良さそうですが、これでしか聞けないライヴ風アレンジが入いて、まようところです。ゲームを知らなくてもそこそこ楽しめると思います。ゲーム音楽の歴史の勉強にぜひ聞いてみてください。ダライアスもおすすめ。
譜面も読めないし書けないし、和声などの音楽用語、機材など自分は音楽の知識がないのでCDの感想を書くのは難しいですね。自分が音楽を聴くのは
イタリア語で
フランス語の字幕の映画を見ているような物だから。
元祖のアーケード(AC)版とは違い「投げ」や「全体攻撃(ボンバー)」などが
追加され、どちらかといえば「ファイナル・ファイト」や、世界観やボスキャラは
「
キャプテンコマンドー」のようなノリのアクションゲームとして生まれ変わって
います。元祖よりはSF的な雰囲気が強くなっているかも。ですが、これが
かなりの良ゲーで面白いです!!
タイトーのSFCソフトのほとんどがそうですが
開発はナツメです。この作品でも本当に良い仕事をしてくれています☆
今回は3タイプのキャラクターから選んでプレイ出来るのですが、元祖AC版とは
全く違い、キャラによって性能や技が異なりますので、魅力的ですし飽きません。
難易度がやや高めなのも、逆に言えばそれだけやりがいがあるという事。
音楽も良質!!(出来れば多少アレンジされてもいいから、元祖の曲が1曲でも
流れて欲しかったけど)単純な横
スクロールのアクションにしては、様々なゲーム
演出が用意されていますので、プレイしたら絶対にクリアしたくなるはず。
敢えて言いますが「名作」です☆(うれしい裏ワザもたくさん用意されています)
※アクションが多彩でキャラクターによって多少、操作方法が異なりますので
出来れば説明書がある方が良いかもしれません。
(あるいは攻略サイトを参考にする方法もありますが)
生まれ変わった「ザ・ニンジャウォーリアーズ」の世界、皆様もぜひ楽しんでみては?