世界恐慌時代当時のアメリカについては、本書が不動の古典としての地位を確立している。本書が取り扱う1918〜31年のアメリカは、前半に反資本主義的な運動が少なからず行われた。1920年には
ウォール街で爆弾テロ事件が発生している。その後、自動車やラジオといった新産業が隆盛を極め、空前の好景気を迎えたアメリカは土地ブームや株式ブームに突入。一転して1929年に大暴落を迎えると、底なしの不況に陥っていった。
以下は本書の一部である「1931年のはじめごろ、かすかながら好転の兆しが見えた。暴落していた株式市場は活気を呈した。しかし3月になると、そのぼんやりとした黎明の兆しは間違いだったことがわかった。そして春のあいだ、また下落が始まった。生産はふたたび減少した。物価は下がった。株価は低迷して、1929年11月の恐慌のときの水準すら、この時期に比べると、とても高くそびえ立っているように見えた。配当が減らされたり停止したりして、倒産がふえてくるにつれて、人びとの意気沮喪ぶりが深刻になった。いったい、どこまで落ちこむのだろう。底はないのか」
こんなことにならないためにも、私たちは今こそ「歴史の教訓」を是非とも本書から学んでいただきたいものである。
来生さんのいいところがいっぱいつまったCDです。2曲めの「ファー・アウェイ」なんて、もう感涙モノです、何度聴いても。3曲めの「P.Sメモリー」もグッド!9曲めの「暗闇にあやふや」はちょっと官能的でいいですね。CD買いたいです~。
最初読み始めたとき、登場人物の奇抜さにそりゃないでしょと苦笑いの連続でしたが、読み進めていくうちに変人たちに免疫ができ、面白くどんどん読めました。そして最後にいつのまにか成長していた変人だったはずの主人公のかっこよさに驚き憧れてしまいました。