映画も好きだったけど、このCDだけでもゆったりと落ち着けます。ムーディーな夜に
今蘇る、昔の記憶。 最高の映画のパンフレットを入手出来て、嬉しさいっぱいです。
もともとがさつで、オトコっぽいといわれる私ですが、
学生のときにこの本を読んで、初めて「切ない」と思いました。
この本を読まなければ、もしかしたら感じることができなかった気持ちだったかもしれません。
この本を読んでいる間は、ずっと夕日が照っていて、オレンジ色の世界が広がります。
読んだ人にはわかると思います、この感覚。
その感覚をあじわいたくて、繰り返し呼んでしまう本です。
どの曲もそれぞれどこか物悲しくて、なんだか懐かしさを覚えるようなメロディーで、とても落ち着きます。ドォーモが描かれた真っ赤な表紙の歌詞カードも雰囲気があって素敵です。
気になっていた作品だ。
この作者の本は、初期のころのほうが好きで、 最近のは、らしいなとは思うものの、きわだったものはなかったように思う。 なので、期待せずに手に取った。 が! すぐにひきこまれた。
柳島家の人々の物語。 設定など、作品の紹介にあるのでふれないが、 それぞれの人物がとても丁寧に描かれ、 それぞれに近しく感じられる。 人物も時間もバラバラで、 今度はだれの物語? と ある種、緊張感をもって読み進む。
柳島家の人々に正しく流れる時間。 説明でなく、バラバラに知らされる真実。 うまいな、と思う。
やはり、終盤の真実には、驚かされる。 それを知った後で読めば、また違った景色が見えるのだろう。
じっくり、おもしろがりながら読みたい物語だ。
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