待ちにマッタ、リマスタ版である。強烈な
ジャケットで、このバンドの勢いを感じさせる作品だ。ライヴバンドとしての地位を確立した当時、その迫力をレコードするのは難しい時代だった。が、「ノー眼中!!」お構いなしに録音されている傑作だ。(個人的には最高作)このバンドの初期作品に云える事だが、音の「圧力」が当時のバンドの中でもズバ抜けている。そして、三人構成と思わせない「技術」が存在するのである。これが「バンド」なのだ・・・どの曲がいい?なんてセコイこと言わず、とりあえず全曲聴け!!逝っとけ!!中古でレコード買うのも良いけど、とりあえずCDで聴いてみて。それからでもハマるのは遅くないから・・・
2013年9月リリースの“新譜”。
私は同年12月に、マーケットプレイスのMusiExさんより
送料込2,000円弱で輸入盤(新品)を購入しました。
リージョンコード1とのことでしたけれども、手持ちのBD/DVDプレイヤーで問題なく視聴出来ました。
ジャケットには、Recorded Live in USA 1969,1970,1973 & Live in Japan 1974 との記載があります。
:Footstompin' Music Rock and Rool Soul Heartbreaker
Shinin' On The Loco-Motion We're An American Band
T.N.U.C 孤独の叫び Into The Sun
Mr.Limousine Driver 孤独の叫び #2 Flight Of The Phoenix
およそ90分のオムニバス形式。懐かしい 3:4 サイズ。
前半は、Cought in the Actがリリースされた頃のコンサート映像が主体。
おそらくこの前半の約60分の映像が『1974年日本公演』なのだと思われますが、
少なくとも武道館の映像ではないようですね。
(あの時は確かペリスコープ様の“マーク・ファーナー専用/リモコンスポットライト”が
舞台の両脇に立っていましたが、それが見当たりません)
編集済みながら、当時のコンサートの雰囲気を満喫できる逸品です。
最初の『孤独の叫び』までの8曲がこの『日本公演』の映像。
(ステージに上がろうとする人を排除するシーンがちらっと映っていますが、どこの会場でしょうか?)
ステージ横からや前方至近距離のショットが多く、なかなか見応えがあります。
一部に(American Band演奏の導入部分で)ギフトパックに付いていたDVDからの映像が挿入されています。
(子供の声で『歯医者になりたい』、『ロックンロール・ドラマーになりたい』シーンに始まる数分のクリップです)
後半は前期の(三人の頃の)コンサートやTV出演(?)あるいはプロモーションvideo風の
映像の寄せ集めという感じ。70年頃の映像が主体で初めて見るような映像でした。
最初の来日の頃の彼らの姿(マーク・ファーナーの超長髪)を見ることができます。
GFRのファンならば買って損のない内容だと思います。
尚画像はアナログの質。前半はレンタル落ちのVTR並、後半は更に荒れた画質です。
現代のデジタル映像に馴れた目には『海賊版かな?』という感じ。
音質は悪くありませんが、これも後半は映像とのシンクロが怪しくなっています。
1970年代の記録ですので、画質、音質もその時代に合ったもの、と考えてください。
私は十二分に楽しむことができました。
リージョン1という難点を除けば、もっともコストパフォーマンスの優れたミュージックDVDのひとつといえます。何しろ、今もバリバリの現役であるSTYXやクリストファー・クロスはもとより、御大マーク・ファナー(GFR)、ジョン・ケイ(ステッペンウルフ)が登場し元気な姿を見せてくれます。
タイトルにある”生きた伝説”とはよく言ったもの。(しかし、久々に見るマークの拳を突き上げるシーンは実にかっこいい!)これら超ベテランと若いサポートメンバーのコンビネーションも絶妙で、オリジナルナンバーを彷彿させる堅実な演奏が印象的。他にも70年代、80年代のロックシーンを盛り立てたバンドが数多く登場し、ほのかな感動的を与えてくれます。