色々批判があるのはもっともである。出来損ないを大慌てで出した様な出来には正直がっかりであるが、ハードの命運が完全に尽きている状況ではこれ以上の時間はかけられなかったのであろう。
しかし、熱心に応援してくれたユーザーの為にも、帝国・巴里帝国歌劇団の幕引きをシリーズ最高傑作で飾るのは開発側の義務ではないだろうか?プレステ2では完全版の発売を期待、いや熱望する。
2000年に放映された
サクラ大戦TVシリーズの第四巻です。この巻の見所は何と言っても第八話だと思います。臨時公演で父の法事に行けず稽古中の舞台でも失敗続きのさくら、パンフレットの誤植に腹を立て舞台をボイコットするすみれ、彼女らの父に対する思いや葛藤、しかし花組は皆で協力しそれらの事態をのりこえ、公演を成功させようとする...
舞台を中心としたエピソードを一話を使ってここまで掘り下げられるのも時間軸に余裕のあるTV版最大の魅力と言えるでしょう。話の内容、作画の質も非常にバランス良くまとまっていて、個人的に第八話は秀作です!!また、第九話はリメイクされているので(出来ればオンエア版も収録して欲しかったのですが)TV版九話を観た人でも、もう一度楽しめると思います。
「サクラ大戦」の歌謡集はたくさん出ていますが、個人的にはこれがベストです。 ソングリストの2曲目に「花咲く乙女」とありますが、これは「さくら」が正解です。 この「さくら」は琴の音とシンプルなアレンジの伴奏がとても良いです。 「サクラ前線(AVEX移行後のシングル版)」も好きですが、やはりこの曲の方が好きです。 全ての曲がとてもよく出来ていて、
タイトルの「ゲキテイ」も根岸さん(ワンピースの「ウィーアー!」や「
カードキャプターさくら」のサントラで有名)のストリングスとブラスのパートが絡み合うアレンジはこの時点で完成していたんだと気づかされます。 カラオケに起こしにくい曲のTOPに君臨するでしょう。 64声では足りません。
紅蘭は他のCDでも良い曲を貰ってますが、すみれとカンナはお笑い担当の様で、「愛はダイヤ」の2人の共演には笑えます。 この曲はポールアンカの「ダイアナ」の完全なパクリです。 すみれはマンボ担当のようなので、「新・歌謡全集」の「これがレビュー!」でも、すみれのパートは強制的にマンボになったりしてますが、原点はここにあるという事ですね。 曲の出来は当然良いですよ。アイリスは他のCDでは子どもっぽさを強調しすぎてるのですが、この「エチュード」は微妙な少女の心を見事に歌い上げている名曲です。 伴奏のバンドネオンも良いですね。 とにかくお勧めのCDです。