このドラマの魅力は」なんといっても登場人物たちのキャラクター性にあると思います。天真爛漫で無邪気な園田なるみと苦労して育ち、他人との間にどこか壁を作ってしまう掛井君・・・。この二人の恋が物語の中心となるのですが、一心になるみを愛する取手君やあまり感情をあらわにせずいつも冷静な星香、どこか謎めいている松岡君の存在があってこその「あすなろ白書」です。彼らの恋と友情は、泣きたくなるほど切なく、そしてどこか懐かしい気持ちにさせます。ドラマの中でなるみが、「今までの人生の中で一番輝いていた」と言っていますが、彼らの眩しいほどの青春時代がここにつまっています
S.E.N.S がはじめて単独で音楽を担当した(10th アルバム「YAH YAH YAH」は、チャゲ&飛鳥との共作)作品であり、同時に、今でも名盤に数えられるサウンドトラックの傑作です。
まず印象に残るのは、すでに S.E.N.S の代表曲にもなっている「2. レクイエム~行ってしまった朝~」と「6. 風のように~メインテーマ~」でしょうか。けれども、11th アルバム「人と時と風の中へ」同様、ほぼアコースティックな曲で固められたこの作品には、優れた曲が多く、「12 .追憶」とそのヴァリエーション「9. 想い」、また、「風のように」のヴァリエーション「3. 明日の風」「4. 風のように (Guitar Version)」も優しく心に響きます。
全体的にメロディの美しい、澄んだ曲調のものが多く、どんなときに聴いても優しい気持ちになることができます。S.E.N.S の作曲ではありませんが、「8. 主よ、人の望みの喜びよ」や「10. TRUE LOVE (Instrumental Vesion)」の編曲、このアルバムで唯一、シンセをメインに置いている「11. 時間の階段」も聴き逃せません。
もちろん、S.E.N.S のアルバムは、どれもそうなのですが、単純にサウンドトラックと捉えるのはもったいない、一つのアルバムとして十分に味わうことのできる名盤です。
”あすなろ会”という大学生5人で構成する友達同士の友情や恋愛がストーリーとなっている作品です。若き
木村拓哉さんが見たくて購入しました。出演している
木村拓哉さんが好みの姿で、このドラマの木村さんが大好きです。掛井君となるみの恋愛、掛井君をめぐりいろんなことが起きていくキャンパスライフが展開していく。なるみを片想いする取手君(木村君)がせつなく思いました。なるみの”恋愛”がメインになっていて、なるみと掛井君の恋は、じれったくもせつなくもあり、”恋”はむずかしい。方程式のように答えがはっきりしているとはいえない感じの物語ですが、いったりきたりの”恋”もいいなあと思いました。”恋”の答えは、はじめから存在しない。そんな学生たちの”恋物語”です。主題歌”TRUE LOVE”のイメージぴったりのいい作品です。