主人公が基本的に喋らないアニメなので、いわゆる「トーキー技術」が必要になります。
チャッ
プリン映画が代表的なトーキー作品になる訳でして、そのチャッ
プリンも言ってるのですが、
最も重要視するべきポイントは表情なんですよ。
そういう事から表情を中心に視聴した訳ですが、顔の表情に実に表現豊かで良い。
主人公、紫音はメモ帳に文字で語っている様に見えますが根本は、その顔の表情で語っている。
私にはその様に見えました。
また、登場キャラ全員の表情が実に千差万別。尚且つ、音響、BGMの使い方が抜群でその場面の
情感、情景に合う物を確実に流す。
アニメ表現技法としては実にレベルが高い
と、本来なら大絶賛して締めたいのですが・・・最高評価する訳にはいかない。
理由として、この作品は「将棋アニメ」である事。
第1話でいきなり二歩をやらかしたのを筆頭に、将棋の魅力を損なう描写が多少見受けられる。
「メインは紫音の心理描写ですから。」
と、擁護する事もできるんですが・・・そういう擁護をすると、
「じゃあ、将棋である必要ないじゃん」
って事になっちゃうんです。
そういう事を差し引きで考えると、星を一つ減らして星4つにするのが妥当な評価になるだろうと
考えられます。