アメリカの田舎であるおばあさんが自殺、発見した姪のグレン・クローズは、世間体からそれを殺人にみせかけようと画策、そこから微笑ましくも素っ頓狂であたたかいストーリーが展開していきます。リヴ・タイラーがその「姪の娘」の素直で直情的な人柄を演じて魅力的です。ドキドキする事件やサスペンスはありませんが、たまにはこんな作品もいいのでは。
映画を見て気に入ったので買ってみましたが、期待以上によかったです!リンジー・ローハンはほんとかわいくて曲も大好きになりました。おもわず体が動きだしてしまうような曲ばかりです!特にチャドには大ウケしました☆
平成25年(2013年)12月30日、第55回日本レコード大賞が発表された。大賞はEXILEの『EXILE PR
IDE』だった。EXILEの精力的な活動を批判するものではない。苦言を呈するのは、日本レコード大賞制定委員会ひいてはその背後に広がる芸能界の因習である。日本レコード大賞は、「大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映・代表したと認められた『作品』」に贈られる。AKB48のノミネート作品『恋するフォーチュン
クッキー』は初週売上133万枚を計上し、その後も息長く売れ続けている。それのみならず、その踊りやすい振り付けが人気となり、数知れない大衆の振り付けがネット上にアップロードされている。これほど国民に愛され「大衆の強い支持を得た」作品を、評者は知らない。
EXILEリーダーHIRO(五十嵐広行)の勇退と、それを見守る妻・
上戸彩(司会者)の映像を撮りたいための選定と邪推しても不謹慎と批判はされないであろう。
高度経済成長期に少年期を過ごした私たちには、日本レコード大賞はあまりにも眩しい芸能界の華であり、師走に一時陶酔できる夢であった。
2012年の日本レコード大賞発表時に日本レコード大賞制定委員長・服部克久は「これが日本の現状です。楽しんでいただけましたか。」と発言し物議を醸した。今回は、このことばをそのまま日本レコード大賞制定委員会にお返しする。
芸能界に様々な力学や人間関係が渦巻いているのであろうことは、世人でも、それなりには感づいている。しかしそれでもなお、大衆に夢と希望を与えるのが歌謡界であり、その頂点に君臨するのが日本レコード大賞ではないのか。そうした矜持さえ喪失してしまったのか。残念でならない。