PLANET Xの鍵盤奏者、デレク・シェリニアンの2009年作 今作もデレクの作品ではすでにおなじみのザック・ワイルドをはじめ、トニー・フランクリンら 実力あるメンバーが参加。その中には、日系の新鋭ギタリスト、Taka Minaminoなる人物もいる。 サウンドの方は、頭3曲はヴァージル・ドナーティが参加しており、PLANET X的なテクニカルな プログレ・フュージョンが楽しめて、まずはファンの期待を裏切らない。4曲目以降は、 参加プレイヤーの味を出させる楽曲アレンジで、Zakk Wyldeの存在感のあるギターを引き立て テクニカル系ギタリスト、Rusty Cooleyの参加曲では華麗なネオクラシカル風味も入ったりと、 多くのプレイヤーの起用をアルバムとしてまとめあげるデレクの手腕が光っている。
驚きの出来事。 中古で手に入れて軽い気持ちで聴いてみた...。 「なんだこれ!」がファースト・インパクトだった。 そのあとDREAM THEATERを聴くにいたるのだが、そこにはこのアルバムの中にあった衝撃はみつからなかったのである。(因みにA CHANGE OF SEASONSは楽しめるアルバムだった。) この作品を聴いていると過去に聴いたキーボーディストのリーダー・アルバムでは、EDDIE JOBSON(元UK...etc)「ZINC」(CDで異常な高値)というアルバムがまっ先に想起された。 自分は、どちらかと言うとギターリストのサイドからそのサウンドに入る傾向が強いが、そのサイドを固めるDrやKeyやBの順で興味が湧いてくるが、本作のDr:VIRGIL DONATIがまた素晴らしいのである。ある意味彼の手腕がデレクの力を最大限引き出しているとも言えるだろう。 1STアルバムという意味合いが強く出ている作品だと思う。 一聴の価値十分にあり。 PS:Keyのアルバムでは、RICK WAKEMAN「THE SIX WIVES OF HENRY 8」 や先の「ZINC」、DON AIREY「K2」がおすすめです。
デレクのアルバムはキーボード奏者のソロ作にしては、ギタリストをたくさんフィーチュアしてくれるので、ギター好きの方でも楽しめます。 Allan Holdsworth,Steve Lukather, Zakk Wylde, Steve Stevens, John Sykesと超豪華メンバーが弾きまくっていますよ。テクニカル ギターファン必聴!
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