最初、このゲームに関して少し違和感を抱いていたところがあったが、やってみると自分的には声もあってると思うし、内容的にも良いと感じたので高評価をつけさせていただきました。この会社は鬼畜モノが多い気がするので、なんか新鮮なものを感じて余計に良く感じた。買って損はないと思う。
良い話でした。自分のことが好きで、自分自身の夢や目標があって、自分で考えて決断できる。それがあって初めて、人を好きになったり、人のために何かをしてあげたりを、地に足をつけてやれる。そういうことなんだろね、きっと。
怪談噺の名匠として知られる三遊亭円朝(1839-1900)が蒐集した
幽霊画(カラー図版にて掲載)と、辻惟雄(のぶお)、河野元昭、諏訪春雄、高田衛(まもる)、延広真治、安村敏信、各氏の
幽霊画にまつわる論考を収めた一冊。1995年7月、ぺりかん社より刊行された本を、文庫にして復刊したものです。
円朝コレクションの五十幅。江戸から明治にかけての
幽霊画の数々。そんな凄いインパクトのある名画はありませんでしたが、秋雨蕭蕭(しゅううしょうしょう)、怖さが惻惻(そくそく)と身に迫ってくる気配を感じましたね。辻惟雄氏の文章によれば、「円朝が集めた
幽霊画は全部で百あって、残っているのが本書収録の五十幅。失われたほうに秀作があったようである」てなことが書いてあって、その失われた
幽霊画、見てみたかったですねぇ。残念でなりません。
とは言え、残された
幽霊画五十幅のなかにも見ごたえのあるものはあって、行燈の灯りにぼうっと浮かびあがった『11 菊池寛斎 蚊帳の前に坐る
幽霊』、拡大された
幽霊の顔が妙に怖い『16 谷文一 燭台と
幽霊』、ムンクの『思春期』に描かれた黒い影(中野京子『怖い絵』所収)を彷彿させる『23 歌川芳延 海坊主』の三幅は、なかなか秀逸な
幽霊画でありました。
なお、本文庫の表紙カバーを飾るのは、『21 歌川国歳 こはだ小平次』。北斎翁の「百物語」連作中の名品には流石にかないませんけれど、こちらの小平次の飄々とした面白味も捨て難いですね。