フィル・アンセルモ(vo)　ダイムバック・ダレル(g)　レックス・ブラウン(b)　ヴィニー・ポール(dr)

1994年発売メジャー第３弾。メタル不遇と言われていた時期において全米１位を記録した、怪物的アルバム。だからといって、メジャーに取り入るとか大衆に迎合とか一切なしの、極悪重低音サウンド。

個人的な印象としては、疾走感より重量感、リフよりグルーヴに重きを置いているように思える。もちろん#1 "Strength Beyond Strength" をはじめとする疾走曲のブチギレ度はある意味デス・メタル以上の迫力だが。

中盤あたりちょっと冗長な曲が続くが、並みのバンドや、あるいはこの頃台頭し始めていた“Panteraもどきバンド”には決して出せない凄みと迫力、極悪なヘヴィネスはさすが。

#15 "Planet caravan" はBlack Sabbathのカヴァー。原曲の持つ気怠げな浮遊感を上手く捉えている。

もう言うことはないでしょう。
信じられないほどの作品です。人類史上に永遠に残るべき…。
ダレル、ありがとう。本当にありがとう。心の本当に底から感謝します。素晴らしい作品と心をありがとう。
天国でロックし続けて!!

DVD版をずっと探していましたがようやく入手できました。海外製品ですのでPAL形式で日本製のDVDプレーヤーでの再生は注意が必要です。　PCでの再生は問題なくできたので満足してます。

前作は相当にすごいアルバムだった。
しかし、このアルバムもまた別の意味ですごいアルバムだと思う。
ただチューニングを落とすこと意外に、ギターリフ、プレイを含めてこのレベルのヘヴィーさを出せるメタルギタリストが、ダイム以外果たしてどれくらいいるだろう。当然ドラムのヴィニーポールとベースのレックスのプレイが掛け合わされてからのものなのだが。
ほとんどの曲をミッドチューンだけで勝負したあたりは確信犯的でもあり、自信の表れだろう。
大量な「そっくりさん」をつくり出したフィルのヴォーカル（LOST　SOULSのヴォーカルとかはまんま）は、ますます凶暴になっているし、ギターソロに関しても曲によってはエフェクト音とノイズだけで構成してあるなど、テクニカルなギタリストだけれど一筋縄ではいかない非凡なセンス。　ヴァンヘイレンがアルバムでよくやっていた、ギターソロ時にギターのバッキングが入っていないところはライブ感がある。　ダイムの、リズムやキーを含めたギターリフ創造力は天才的！　彼の他界が非常（×１０００！）に惜しまれる。

音だけじゃなく 映像でしびれろ!ビデオ全部もっているけどモスクワでやるカウボーイズフロムヘルがみれるだけでもやばい!!!!!もう会えないのは非常につらいが天国であの悪魔のリフかましてくれ。ダレルよ永遠に……ありがとう