ペルソナ4が面白かったので他のアトラスのゲームもやってみようと興味を持ちました。正直なところ最初にこの
タイトルを見かけたときは、その個性的なネーミング故につまらなそうとか思っていましたが、すいません。これは葛葉ライドウ対アバドン王以外の何物でもないです。
アクションの要素を取り入れた戦闘は、最初こそボタン連打に終始しがちですが、慣れてくるとスキル技を交えての駆け引きを楽しめるようになります。始め倒せなかった敵も、レベル上げや悪魔合体で準備して挑めば勝てるようになりますし、その準備の過程も決して過酷なものではありません。個人的にはベストなゲームバランスでした。(ちなみに自分はややゲーマーよりのライトユーザーくらいだと思います)
絶対的な正解の出せない問題をプレイヤーに問いかけてくるストーリーも、十分惹きつけられるものになっていて、ザコとの戦闘中にもいろいろ思いを馳せることができてよかったです。
P4もそうでしたが、演出は洗練されているし、システムは過保護なほど親切設計です。他にも見習ってほしいくらい愛すべきメーカーだと思いました。
作品自体はとても好きで、放映時にも観てました。当時は夜観ると、それなりに怖いものでした。作りは、「エコエコアザラク」等の円谷映像なので、この関連(B級オカルト系?)が好きな人は良いでしょう。キョウジ役の正木蒼二さんもコアなファンが多いですし。
しかし、映像は荒いですね。少々見づらいかも。それとビデオ版ではノーカット版だったのに対して、これはTV放送されたままの修正版の様です。メイキングも無し。これが自分にとっては大変なマイナス点。よって、ものすごくDVD化を望んでいたのにも関わらず、この様な中途半端な評価です。