書名の通り『メトロポリタン
美術館』のガイドの日本語版です。オールカラーで455ページという分量、上質紙と美しい印刷、全掲載作品に丁寧な解説と作品情報(作家名、制作年、大きさなど)が記載してありました。
「古代(古代中近東
美術、
エジプト美術、
ギリシャ・
ローマ美術)」の所蔵作品の水準の高さにも驚かされます。それぞれの地域の至宝が
ニューヨークに集められていることへの批判的な意見はあるでしょうが、しっかりと保存され、体系的に配置され、多くの研究に寄与してきた貢献度の高さを評価すべきでしょう。
「超域文化(アジア
美術、イスラム
美術、アフリカ、オセアニア、南北アメリカ
美術、武器・甲胄、楽器)」では、102ページの「北野天神縁起絵巻」に惹かれます。日本の至宝も海外へ流出していったことを恨めしく思いますが、世界の人に日本文化の奥深さを知って欲しいですね。
同様に、106ページの狩野山雪「老梅図」、続く尾形光琳「波涛図」なども同様です。江戸の絵画の素晴らしさを理解してもらうのにも最適の作品群でしょうから。
楽器の項目では、アンドレア・アマティの
バイオリンが掲載してありました。貸し出されて演奏に寄与しているのでしょうが、幅広い収蔵品を示すものでしょう。
「ヨーロッパ(中世
美術、クロイスターズ、素描・版画、ヨーロッパ絵画、ヨーロッパ彫刻・装飾
美術、ロバート・リーマン・コレクション)には、レオナルド・ダビンチの「聖母マリアの頭部」の習作が掲載してありました。貴重なデッサンですし、見事な技術が伝わる名品です。レンブラントの『3本の十字架』のドライポイントも有名な作品です。
フラ・フィリッポ・リッピ、そしてその息子のフィピーノ・リッピ、
ボッティチェリ、ティツィアーノなど、
イタリア・ルネサンスを飾る名品も多数収録してありますし、254ページにはエル・グレコの「トレド眺望」があり、次ページにはカラヴァッジョ、
フランス・ハルス、ルーベンス、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールという巨匠の作品を見るにつけ、ここのコレクションの素晴らしさに圧倒されました。個々の作品の素晴らしさは周知されていますので、画家名のみ列記しました。
フェルメールも掲載してあり、特に「水差しを持つ女」は一度是非この目で見てみたい作品の一つです。さり気なく掲載してありますが、凄く高い質のコレクションなのは十二分に伝わることでしょう。
エドガー・ドガ「ダンス教室」も彼の代表作の一つです。時代を超えて、国境を超えて、名品を収集したアメリカの国力と人々の思いがこの掲載作品群から伺えます。
その他に「アメリカ合衆国(アメリカン・ウィング)、近代(服飾研究所、近現代
美術、写真)」が掲げられ、アメリカの歩みと現代芸術への影響を知る思いです。
壁掛けタイプがおけない部屋があったのでこちらを購入しました。メトロポリタン
美術館いってみたくなります。
毎日違う絵を愉しむことができ、更に日本絵画もあったりするので、楽しいです。
購入して大正解でした。
きっと、大貫妙子さんという人は
かわいくて、ふわふわ・わくわくしてる
いまにもとびだしそうな、「こどもの遊びごころ」
のような感性をもっているんだと思う。
こういう「(みんなの)うた」を創る人としては、大貫妙子さんの
右に出るものはいない。と僕は思っている。
大貫妙子さんは、いろいろなアルバムを聴くたびに、
違った一面があってほんとうに、スゴイ!!と思う。
矢野さんがカヴァーした「
星の王子さま」や、
ほかの大貫さんの「みんなのうた」的な曲をまとめて
また、アルバム一枚つくってくれないかなぁ・・・。