転校生である主人公がクラスメートから制裁を受け、一人ずつ復讐していく
学園リベンジ・バイオレンス。
自分もそうでしたが、
ジャケットから想像されるスラッシャーやホラー系だと
思って観賞すると、恐らく肩すかしを食らいます。どちらかと言えば、
"ニューシネマの雰囲気をもつ計画殺人ムービー"といったところでしょうか。
見所のエロはというと、キンバリー・ベック(『
マーニー』『
インデペンデンス・デイ』)
の自身唯一となるフルヌードシーンを皮切りに他の女優もちらほら脱ぎますが、
作中頻繁に出てくる訳ではなく、加えて【STORY】に既述されている
「不良たちの暴行事件」シーンでも胸出し程度なので、過度の期待は持たない方が
よろしいかと思います。
もう1つの見所であるバリエーションに富んだ殺人シーンですが、既に【商品の説明】
に記述されているので割愛するとして、この作品が単なるリベンジムービーとして
括れない理由があります。
これは本作が"復讐を果たしてエンドロール"という通常の流れではないことと、
復讐以降の主人公がクラスメートと話す際に見せるなんともやるせない表情から
感じたことですが、「目先の解決より根本的解決の必要性」というテーマを
考えさせられました。学園ものなので"イジメ"の問題を連想するのは然りですが、
社会問題以外にも身近にある様々な物事に当てはまるテーマかと思います。
まあ単に自分が仕事での業務面において、丁度このテーマに直面しているから
余計に感じたことかもしれませんが(笑)
何れにせよ、趣向を変えたリベンジムービーを観てみたい方にはオススメです。
ギタリスト、スティーヴ・スティーブンスのプロジェクト、Atomic Playboysの唯一のアルバム「Atomic Playboys」です。1989年のアルバム。ビリー・アイドルのバンドで存在を示してきた金属的な音色のギターを弾くスティーヴ・スティーヴンスのプロジェクトです。本作に納められているのはメタルからフュージョン、
ジャズのような楽曲まで、彼の嗜好が前面に出た作品となっています。メタルを求めている人には本作は受け入れられないかもしれませんが、ギタリストを求めている人の嗜好には合うと思います。
ジャケットはH・R・ギーガー。豪華です。
英国で始まった一大イベント。オープニングはベテランのスタイテス・クオーの歌うジョン・フォガティの“Rockin' Over The World”これ以上の開幕はないのではないでしょうか?全員の持ち時間が限られる中で、持ち味を発揮できたアーティスト、出来なかったアーティスト(ツェッペリンは後者のため許可が下りずに未収録)の映像が20年の歳月を経てよみがえります。
某テレビ局が独占して中継してくれたものの、テレビの前に徹夜でかじりついた多くのファンを完全無視した伝説の番組。
Queenの素晴らしさ!ボノのセキュリティを慌てさせた行動、ミックのティナにしてしまったこと、楽しみは8時間分!日本では中継してもらえなかったアーティストもようやく見られます!
また、ボブ・ディランの発言から現在も続いているFARM AIDなど、当時体験した世相だけでなく、ボブ・ゲルドフが伝えたっかたこと、スピリットが今の世相にまで受け継がれることを祈っています。
☆これは誠に愉快で楽しい無邪気な作風が実に嬉しい我がご推薦のSFアドベンチャー!。深刻な暗いお話ではなく、明るくハッピーな設定が絶妙で、老若男女をとわず見終わったらニコニコ&ホロリとさせられる事を保証!。如何にも
ハリウッド映画らしい古き良き時代の伝統文化を継承したような〈イキ〉な計らいをできるだけ盛り込んだオモロイ趣向にも感激させられました。ロボット開発会社ノヴァ・ロボティックスが軍関係者を呼んで、最終戦争用に開発した最新ロボットを披露していた最中に、その事故は起こった。一発の
落雷によって、最も重要な機密を兼ね備えたロボット〈ナンバー・ファイブ〉がショートサー・キットを起こし、暴走状態に陥り街へ飛び出した。そこでクロスビー博士(スティーヴ・クッテンバーグ)は管理室でナンバー・5を遠隔操作しようとするが失敗に終わる。そのナンバー・5と偶然遭遇を果たすのが、動物を愛してやまない女性で、町でレストラン経営をしている心優しいステファニー(
アリー・シーディー)。彼女はナンバー・5の天才的な能力と豊かなイマジネーションに驚愕して次第に魅了されていく。そんな中、人間への危害を恐れるロボット会社と軍関係者はナンバー・5を破壊すべく追跡隊を起動させる。刻一刻と危険が2人の背後に忍び寄る!。というお話が喜劇風の程好いスタイルで気持ち良く展開され、適度なサスペンスと軍部の追跡隊による大がかりな攻撃作戦を散りばめながら、ナンバー・5を破壊しようと躍起になるロボット開発会社が刺客?として送り込んだ武器を武装したロボット部隊の派手な見せ場も含めて、特殊技術=(SFX)をふんだんに活用した背中合わせのお笑いとアクションがスムーズに展開される。往年の色々な名画のオマージュやパロディの描写を手堅く織り交ぜてくれた、遊び心満載の洒落た演出を披露してくれたジョン・バタム監督のユーモラスな手腕には、すこぶるゴキゲンになれました。コノ映画の正真正銘の主役であるロボットのナンバー・5君が叫ぶカッコイイ?名台詞〈機械ジャナイ、生キテイル!〉も印象深い。ナンバー・5君は畑から見れば無気味な姿形をしているが、実際は可愛らしく愛嬌たっぷりで、本当に素敵な性格のヨイ奴である!。筆者はナンバー・5君とお友達になりたい心境にかられました。1980年代に製作された、そうそうたるロボット&サイボーク映画の中でも『ターミネーター』や『スペース・サタン』、『未来警察』、『ロボポリス』、『デッドリー・フレンド』、『ロボコップ』等々と双璧をなす、涙と笑いと感動のSFアドベンチャー映画のファニーでピュアな名作デス!☆。