この測定器の測定範囲は0.1μSv/h〜です
正常または汚染が僅かな場所での空間線量率は
基本的に測定できません。
しかし、0.3μを超えるような高い線量の場所では
それなりに正しく出るので、低いと誤差が激しく、
高いと誤差が減るのかもしれません。
また、セシウムなどに汚染された食品からの放射
線も極僅かなので検知できません。
実際に北陸地方などで線量を測定してみましたが
0.08〜0.12μSv/h位でフラフラします。
この日の本当の空間線量は0.045μSv/hです。
これは、GM管ではγ線への感度が鈍くて計数率が
悪い事とエネルギー補償がない為起こります。
元々、GM管式の測定器は空間線量測定に不向きで
β線による汚染検知に使われます。
低い線量率の正確に測定にはシンチレーション式
サーベイメータ等が必要になります。
裏蓋を開けてGM管を出すとβ線も検知するように
出来ます。
β線源の有無や汚染検出に効果を発揮します。
ただしβ線も一緒に計測しているときの線量率は
狂った値なので被曝量として読み取れません。
理由はγ線に校正されているからです。
測定器はγ線による外部被曝での実効線量を示す
ようになっています。
●以下は使用した感触です。
使い方がシンプルで使い易い。
私が購入した物は日本語マニュアルなかったです
が、操作が簡単なお陰で助かってます。
放射線を検知する度、ピッ・・・ピッと鳴る。
安物の測定器は表示だけで検知音はしないものが
多いですが、これが無いと本当に放射線を検出し
てるの?って感じになるので必要です。
電池の持ちが凄くいいです。
まる1日つけたままで積算被曝量を測りましたが
ぜんぜん減りません。
高線量率で鳴る警告音の閾値が0.3μSv/h。
設定で9.99〜0.0まで変えれますが、
電源を切る
と元の0.3にリセットになるのが煩わしい。
福島県だと線量が0.3μ以上の場所がほとんどと
思うので
電源を入れた瞬間、警告音が鳴ります。
不満なのは液晶にバックライトが無いのと、価格
が高いことです。
「妄信するな」ということです
食べ物1つ1つへの向き合い方、レストランへの評価など、食に関するあらゆるテーマで、主人公の山岡、そして海原雄山が疑問を投げかけて行きます。
もっとこだわれるのではないか、他人の話に流されて自分で判断していないのではないか、などなど。
このスタンスは1巻から変わっていません。
食に関して気づいていないこと、忘れてしまっていることを徹底的に突きつけてきます。
美味しんぼで描かれているテーマさえ理解していれば、巷で指摘されている誤りも私には気になりませんでした。
美味しんぼで常に疑問を持つ心、自分で考えることを教えられた以上、
美味しんぼ自体を妄信することもなかったからです。
実際には、総話数から考えれば極めて部分的で、概ねは素直に読める内容ですしね。
とにかく、食に真剣に向き合うというスタンスを学べる作品なので、食べ物に関心がある人には文句なくお勧めできます。
※補足的な追記
美食の定義として、ただ美味しいかどうかではなく、魯山人の主張する「素材の味を活かせるか」が指標として使われることが多いです。
化学調味料を否定する理由もここにあるということを理解していないと(魯山人は一般の調味料さえ使用は最低限にすべきとしていた)、なぜ山岡達がこだわっているのかわからない場面がしばしば見られるでしょう。
逆に言えば、魯山人の思想について知識を持っていると、作中でも思わずニヤリとするシーンが多いのでより楽しめます。
テレビや新聞で、この作品の内容が科学的根拠がなく、風評被害や差別を招くなどと報じられていたので、実際に購入し読んでみたが、全くといって良いほど報道と内容が異なるので拍子抜けした。
政府やエセ専門家はこの作品によって、福島全体に風評被害や差別を招くなどと主張してるが、実際は冒頭から会津産の米が検出限界一桁の検査でもセシウムが不検出であり安全であるのに、それこそ本当の風評被害で売れなくなっているという内容である。
また、その後のストーリーについても過激な内容でもなければ、真っ向から国や東電を批判する内容でもない。
福島県民への同情と慈悲に溢れる内容である。
政府や東電が御用学者やマスコミを利用し、風評被害という言葉を乱用し、放射能の安全論を振り撒く本当の理由は、賠償を最小限にとどめる為である。
現に原発事故以前は、当たり前のようにチェルノブイリ原発事故や劣化ウラン弾による健康被害をマスコミが報じ、NHKでさえもプロジェクトXにてベラルーシで甲状腺癌の手術をした菅谷先生の特集をしていたのである。
科学的根拠が示されていないとか、風評被害を助長していると非難している政治家やマスコミの顔ぶれは皆、文系の科学音痴ばかりである。
また、この報道に駆り出される有識者や専門家と呼ばれる人間のほぼ全てが政府や役所の息がかかった連中である。
チェルノブイリで蓄積されたデータが大量にあるのだから、放射能の危険性を否定できるはずがない。
福島の方々が憎むべきは作者や出版社ではなく、正に科学的根拠の無い放射能の安全論と風評という言葉を盾に適切な賠償を拒んでいる東電と政府ではないのか。