この手のひらほどの倖せ
手のひらほどの倖せ…なんとつつましやかな言葉でしょう。ぜいたく三昧、飽くことを知らない風潮の横行する現代、父母に早世された兄弟が他人の温情に涙する物語です。おじちゃんに倖せ柿、おばちゃんに倖せむすびをもらって感激。両手にもらった愛のプレゼント、その一つを食べて空いた片手で涙も拭けるようになる。親代わりとしてめんどうを見てくれた、優しいたった一人の兄ちゃんにも若死されてしまう。主人公の「私」は不幸な中にもささやかな愛に包まれて生きることの倖せをしみじみと感じて生きる物語です。
歌手布施明の身の上話ではないようですが、こんな童話を還暦近くなって創られるのですから、それは心底優しい心根の方であると、感銘深く読ませていただきました。「シクラメンのかほり」のようなしっとりと情緒に富んだメルヘンだと思います。雄々しく逞しいのもいいですが、今繊細な神経の通うヒューマンな物語が影を潜ませている気がしてなりません。
ここでの【手のひら】でつかんだ柿とかむすびというのは、日本のふる里の郷愁を感じさせる【ささやかな、この上ない倖せの象徴】であるにちがいありません。
~メモリーズ~
シングルスの4タイトルが出ていたので当初はそちらを購入予定でしたが
こちらのBOXの在庫がまだあるようで、4タイトルを購入するよりは
他にレア音源、映画での音源、そしてラストライブの収録
ピーナッツとしては初のDVDとなる3曲入りの映像が収まったこちらがお得ですかね。
シングル曲は全て網羅(ドイツ盤は除く)しているし、箱もなかなかいい感じです。
ただ、それぞれのシングルジャケットをせめてブックレットサイズに1枚ずつ
(1ページずつ)掲載してほしかったかなと思って星4つです。
ドイツ盤に関してはカップリング曲の収録がありませんが、こちらは
単体アルバム「スーヴェニールTOKIO」に収録されてます。
この単体アルバムもなかなか楽しめるアルバムなのでおすすめです。
今から20年くらい前にカセットテープで全曲集を買いしばらく聴いていたのですが
いずれこういった形でのCDが出ないかなと思いながら時が過ぎ、ピーナッツの曲からは
遠ざかっていたのですが、サイトでこのBOXの存在を知り、今まで聴いたことがなかった
シングル曲をはじめ、ピーナッツの魅力が存分にこのBOXには納められています。
いずれにしろ、タイムリーでピーナッツの曲を聴いていたわけではないので
彼女たちの歴史はあまり知らないのですが、言えるのは、今の世代の人たちにも
十分楽しめるエンターテイナーだと思うんです。
発売から約3年が経過しているので本当に早めに手元に置いた方がいいですよ。
いずれ、アルバム復刻もあるのかな?
コンピレーションCDはいくつかあるみたいですが
やはり、当時の単体として復刻していただきたいなと。
その際は是非シングルジャケットもCDサイズでいいので復刻してもらいたいな。
クライマックス 70’s ルビー
同じクライマックスシリーズの「サファイア」と同時に買いました。この「ルビー」は、フォーク&ニューミュージックが中心の1枚目も名曲ぞろいですが(特に泉谷と拓郎がいい!)2枚目の昭和歌謡のインパクトが凄い。
「ヤング・マン」「サウスポー」「プレイバック part 2」「林檎殺人事件」「学園天国」「微笑がえし」「ビューティフル・サンデー」・・・どんだけ強烈な歌が続くんだ〜!しかも名曲ばっかり!
タイトルや歌手名を見て「知らないかも?」と思っていた歌も、聴いたら全部知っていました。きっとテレビやラジオで自然に覚えていたんだろうな〜。恐るべし、70年代!
合計40曲も入っていて驚きましたが、昔の歌は短いんですね。「サファイア」と「ルビー」、どっちにするか迷ったら両方買うべき。配信より全然お得だし、何よりハズレがないので損は絶対しないと思います。
犬と私の10の約束[プレミアム・エディション](2枚組) [DVD]
僕はこの映画は最初は期待していなかったんですが…
見終わった後には涙がポロポロ流れて止まりませんでした…
1番僕の心に沁みこんで来た所は…亡くなった主人公の母親の代わりに“ソックス”が…“あかり”の少女時代に、ずっと一緒に寄り添っていた事…
母親は自分の命が風前の灯火と知って…
犬との10の約束を書いて亡くなってしまった…
その後に“あかり”を支えてたのは周りの人間関係…何より“ソックス”の存在だった♪
この後の出来事を書いてしまうとネタバレになるので書きませんが…
フィナーレへの繋がりで…もう号泣でしたですっ。
僕は…犬と…母親と…あかりの…家族の繋がりを見て欲しいと思いますっ。
COVER WHITE 男が女を歌うとき
大人の選曲に大人のシンガーによる大人のカバーアルバムです全16曲それぞれに青春時代の思い入れがあり若き日の自分をセピア色に思い出させてくれました、夜、一人の時間にどっぷり浸りたい一枚です。