再会の食卓 [DVD]
実話なんだそうだ。余りにも過酷な中国近代史を背負う話なので、どんなにか深刻な映画かなと思ったけれど、笑いあり、そして高度成長する現代中国の情景やひずみも良く描かれていて、面白く、楽しく見た。最大の見所は、主役3人の素晴しい演技。淡々としつつ、感情は抑えつつ、しかし現実感のある演技。この俳優たちを得たことがこの映画の最大の見所となっているような。
しかし、結末は、ビタースウィートというか、理想を描かず、現実の中国で進む(日本と同じような)急速な高齢化、少子化、核家族化、老人の孤立孤独、連帯意識の崩壊も描かれている。
しかし、今でも文革の陰を引きずり、共産党が生活のいたるところに登場しているような光景を見るにつけ(そしてそれは映画の中では批判はできないので、描写はオブラートにくるまえれてはいるのだけれど)、現代中国社会の憂鬱さも感じ取れる内容になっている。
MOON-月亮心-
番組やCMの挿入曲で、一度は耳にしたことがあると思う中国の弦楽器、二胡。知的な色香漂う、彼女が奏でる艶っぽい二胡の音色は、とっても優雅でどこか哀しげ、心に染み入るものがあります。満月、三日月、おぼろ月...。そんな月を眺めながら1曲目、feel the moon 聴いてみてください。癒されます。
現在時刻 (CCCD)
k-dubのスキルは異様なほど高い。通常、人は耳で聞く音からリズムを感じるが、k-dubの場合聞こえている音の裏のリズムを感じてラップしている。絶対音感のように恐らくは生まれもっての才能で、彼のようにリズムを自在に操れるラッパーは一握りしかいない。実は、人は無意識の中でそういったリズムを欲しているが、その欲望を満たしてくれるラッパーがまさに、このk-dub shine。故に感謝。これぞ、金を払って聴くに値する、プロの仕事。耳を貸すべき宝が彼の作品には存在する。
姜建華-COLLECTION OF BEST-
以前、近くの小学校に、ジャン・ジェンホワさんがこられて演奏されたと聞いて、
何となく親近感が沸き、CDを購入しました。
二胡の演奏曲では、ゆったりした曲を好んで聴いていたのですが、
彼女の奏でる二胡には、色、ツヤがあり、技術、情景、心情など、
あらゆる事が想像以上に表現されていて、魅了され、感動しました。
なかでも‘G線上のアリア’は、格別でした。
期待を遥かに超えた素晴らしい音色。迫力あるおすすめの一枚です。