籠女の邑(1) (シリウスコミックス)
Cuvie氏は同人誌の出のようですが
画力はかなりのものだ
女性漫画家でありながら、成人マンガを中心に活躍するあたりも珍しい
しかしドロテアを初め、一般誌でも作品を出していますが。
成人漫画家から一般誌に転向した漫画家にありがちな、成人マンガと大差はない
エロを前面に押し出した作品ではなく
ストーリーで勝負している作品を出しています。
一般誌では、エロはほとんど出さない
この籠女の邑でも、表紙は魅惑的なものですが。
エロは、あまり出ないです
その方で期待なさっている方は期待が外れると思います
「籠女の邑」は、主人公は岩松俊也、同じ大学のサークルの友人・川名芳人と一緒に怪奇スポットの見学に行った帰り
自動車のガス欠で、小さな村で立ち往生してしまいます
そこで不思議な姉妹と出会う
姉の生方あやめは、恐ろしいほどの美形の少女でした
妹と共に怪しい雰囲気を醸し出していた。
二人はあやめの家に泊まる事になりましたが、そこで小さな村の因習と、あやめの過去を知る事になります。
なぞめいた少女と、古い因習の村
昔からよく使われている設定ですが
Cuvie氏の世界観が独特の面白さを出していると思います
欲しがりっ! (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
1.I beg you
近所の女の子にテスト対策で勉強を教える主人公。
翌日のテストで成績が上がらなければ、何でも言うことを聞かせる約束をする。
結果は全く上がっておらず、約束通り言うことを聞かせて・・・。
2.Line
会社帰りの主人公が、すれ違った女性の落としたハンカチを拾って声をかけると
拾ったのはパンティで、女性はコートしか羽織っていなかった。
この女は危険と感じるも、そのままホテルで関係を持つ。
行きずりのつもりが、その女にはまってしまい・・・。
3.ウソツキはドロボウ
近所の美人女性宅へ拾った洗濯物を届けた主人公は、夫の単身赴任で欲求不満の
女性に迫り・・・。
4.据え膳大盛りお代わり自由
呼ばれて行った彼女の部屋で食事中、隣から聞こえてくる「あの声」に興奮した主人公は
帰ろうとするが、彼女に懇願され、一線を越えて・・・。
5,6.好きなこと気持ちいいコト(前・後編)
清純そうな彼女と別れ際にキスをして舞い上がる主人公は、次の日には一線を越える。
一度経験した二人の関係は一気にエスカレートして・・・。
7.トリカエシ
友人たちの結婚式を前に帰郷した主人公は、高校時代に失恋を慰めてくれた
同級生と再会し再び・・・。
8.Lilac Smell
アパートの管理人をしている年上の女性に誘われて、一度関係を持った主人公は
何とか二度目のチャンスをと願い・・・。
9.欲情
彼に抱かれても快楽を得られなかったのに、自宅に来ていた叔父に寝込みを襲われ
快楽の虜にされて堕ちていき・・・。
10.咆哮
欲情の続編。叔父に唆され一人暮らしを始めるが、そこでは叔父とその部下による
狂宴が繰り広げられて・・・。
12.GOOD MORNING KISS
職場の宴会の翌朝目覚めると、隣には職場の先輩女性が下着姿で眠っており
泥酔して記憶がない主人公は、先輩と関係を持ったと思いこんで・・・。
9・10話はそれまでの話と異なりダーク系で、好き嫌いが分かれるかも。
NIGHTMARE MAKER 5 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
アダルト向けの漫画を多く書いている作者さんだけに、濃い目のエロ成分の上に適度にストーリーが乗っている感じのこの連載はとてもいい感じで楽しく読ませて頂いてます。お話もこの巻から収束に向けて展開していき、麻薬のような中毒性を持った甘美な夢に落ちた人たちを主人公はどのように救い出すのか、そして最後に何が残るのか今後も目が離せません。
籠女の邑(2) (シリウスKC)
大学生・岩松俊が迷いこんだ。古い因習にとらわれた村
そこで出会った美しい姉妹
彼女たちを中心に翻弄される
第二巻は中編の扱いですが
起承転結の承の部分に相当するようで、第三巻で一機に話が進むのかもしれませんが
この巻だけでは、どうにも話に進展がなかったような気もします。
籠目村をめぐる、古い物語など、怪しげな伏線が散りばめられながら
因習に翻弄される姉妹と、それに惹かれる二人の大学生
この展開は、使い古されたと言っても面白くもあります
昔、民俗学の本を読んだ時に知った話ですが
所謂、犬神憑きの家というのは、どこの村でも、最古の家でなければ最も新しい家でもない
最古の家に次ぐ家が犬神憑きの家とされて、忌み嫌われているそうです。
新興勢力が村で支配的な地位につかないように、押さえ込むために犬神憑きとする
そういう村ないでの勢力争いも、この犬神憑きの因習にはあるのではないかとも言われています
この作品の中にある、生方家のような、もっとも古くて影響力がある家が、忌み嫌われる家系であることは無いようですが
そういう現実はともかく、男を食らう鬼女ともなると言われる
生方家の姉妹に惹かれる。二人の大学生
特に岩松の物語は、村の怪しげな因習に背筋を凍るような恐ろしさを覚えながらも楽しめます
NIGHTMARE MAKER 4 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
マシンをばらまいていった結果、かなりの混乱……もはや学校は無法地帯一歩手前(もう無法地帯かな?)……
主観ですけど、かわいそうな人がいっぱい出てきてしまいます(現実でレイプされたり)。マシンの夢は現実を侵食し、悪夢へと変えていきます。
この作品のラストはやはり悪夢なのかと思いつつ、次巻も楽しみにしてます。
出来れば少しでも多くのキャラがハッピーになれる方がいいなぁと思っています。