RAILWAYS [レイルウェイズ] [Blu-ray]
鉄ファンではなかったのだが、ファンになりそうになっています。それはこの映画とBDソフト「SL人吉〜新たなる出発〜」と「爆音鉄道」を鑑賞して。私にとっては期せずして、いやなんとなく買っちゃった三点が、今や三位一体。なんで鉄道がいいのか、分からなかった私でしたが、感じたのは「触れる」存在であること。五感そして心に。物として、たくさんの人が支える心あるシステムとして。
てっきりこの映画はニュースで見た実話だと思っていました。ニュースで見たのは千葉のいすみ鉄道でした。自己負担700万円で免許取得できる、50歳代まで可能というのが話題でした。この映画は島根県出雲市を走る通称バタデン。「SL人吉」の肥薩線、「爆音鉄道」の琴平電鉄も生活に欠かせないが利用者現象で苦しむ路線。安全と平和と正確さを乗せて着実に走り続ける素晴らしい日本の鉄道。この映画はきっと日本中の鉄道の応援歌、被災した東日本の鉄道復活の後押しになってくれることでしょう。
配役もいい配置ですね。中井貴一は前にもNHKで地下鉄の運転士の役を演じていました。同僚の三浦君は三浦友和の長男だそうで、続編では父友和が運転士役を演じるそうです。親子で運転士!家族も素敵でした。変えられない生活、動きの取れない事情、その中で気持ちに「触れる」姿。奈良岡朋子さん…素敵です。すばらしいです。息子に送る視線に込めた愛情にグッと来ました。
長生きして欲しいです。そのほかの皆さんも素敵。まあ善意の人しか出てこないのですけどね。現実にはそんなことは奇跡…。
さて年末公開の富山舞台の続編も期待して待ちましょう。
蜘蛛の褥 (ガッシュ文庫)
ヤクザと検事の非常に濃ゆ〜い愛憎劇です。
ヤクザの攻め久隈の神谷に対する執着心がとにかくすごい。
その壊れっぷりが恐ろしく、特に神谷が職場で密かに思いを寄せている男性、木内へのあの残酷な仕打ちには、少々ひいてしまいました。
とにかく登場人物がみんな陰鬱すぎる。
そんな中でも神谷の清廉さがほのかに光り、このあたりは上手な明暗の対比だなと思いますが、
物語のほの暗い世界観に引きずられて、その清廉さもいっそ痛々しく見えてしまいました。
全体的に重くて、暗くて、ドロドロしていて、思いっきり妖艶な恋愛世界に嵌まりたい気分の人向けです。
ただ、暗すぎ・重すぎなあまり、逆に安っぽく読めてしまうというところもありました。
話にリアリティを感じることが難しくなるからだと思います。
が、文章に難ありということではありません。文章も巧みでイラストも美しかったです。
そしてエロエロでした。すごく危険なエロでした。もっと甘いエロが好きな私にはハードでした。
もう少しライトなものが好みなので、趣味の問題ですけど☆は3つです。
意外に評価が高かったので、嵌まれない自分がちょっとさみしいです。
鹿男あをによし オリジナルサウンドトラック
収録予定曲リストです。
1「鹿男あをによし」オープニング・テーマ
2 壮大なる神々の愛
3 1800年の恋
4 悠久の都 奈良
5 神の賜えし謎
6 不可解な行動
7 抜け落ちた真実
8 気高い戦士達
9 不幸を背負った男-小川のテーマ
10 不幸を背負った女-道子のテーマ
11 定められし運命
12 それがどんな事であれ私は信じる
13 やさしい仲間
14 青春の1ページ
15 突然時間が止まる
16 誰も知らない所で
17 不思議な儀式
18「鹿男あをによし」エンディング・テーマ
夜の連ドラとしては珍しくエンディングは歌ではなくインストゥルメンタルです。
ネット上で大きな話題を呼んだそのエンディングテーマもちゃんと収録されるようです。
壮大で印象的な(まるで特撮やRPGのような)躍動感溢れるエンディングを始め、本編中では主にオーケストラを中心とした楽曲が使用されています。
古代の日本を思わせるような民族調の奇妙な楽曲も・・・