バップ・ボーイ
見事に白いジャズ。
Mintzer-Kuhn-Gomez-Gadd と4人とも白人だ。
それでも聴いているうちにぐんぐん引き込まれていく。
勿論Mintzerのサックスも魅力的なのだが、
何といっても凄いのは、スティーブ・ガッドのドラム。
ドラムの奏法については詳しくないので、細かいことは書けないが
とにかくガッドのシンバル音を聞いているだけで満足する。
今生きているドラマーで一番凄いのは、ディジョネットとガッド
ではないだろうか。
(他にもジェフ・ワッツとかピーター・アースキンとかいますが、
ひとつレベルが違うという感じ)
ガッドのことをフュージョン専門ドラマーと思っている人がいたら、大間違い。
よって、この盤で一番つまらないのは、ミンツァーのバスクラと
ピアノのデュオで演奏されるSt.James Infirmaryだ。
ガッドのドラムに酔いしれる1枚。
ベスト・オブ・マイク・タイソン KOスペシャル [DVD]
マイクタイソンが最も輝いていた時代が収録されている。
アイアンマイクが登場すると純粋に胸が高鳴ったものだ。傑出したKOキング。唯一無二の世界ヘビー級チャンプ。
当時よくモハメドアリと比較されていたが、カス・ダマトの教えを忠実に指導できる唯一の存在であるケビンルーニーを解雇するまでのマイクはアリなど問題にならないほどの総合力を持っていた。アリが人間であるのに対し、マイクは人間を超越した動物的な運動能力を所有していたと思う。今でもパウンドフォーパウンド最強は誰かと訊かれたら、迷わずカスダマト門下の頃(ルーニー時代も含む)のマイクタイソンを推すだろう。
しかし、世界チャンプにありがちな甘い汁の罠と自分への過信からリング人生は急落する。
ルーニーと離れたマイクは迷走を始める。キングのお抱えトレーナーであるアーロン・スノーウェルなどという凡人トレーナーにより、極めて常識的な力しか持たないボクサーへ急落してしまう。試合も輝きを潜めパワーでごり押しする凡戦が続く。
この流れはバスターダグラスという卓越したボクシングセンスを有するスピードスターにとって幸運であった。また家族の不幸という現実上の不幸もややハートの弱いダグラスにとっては精神の支えとして機能することになる。こうして世紀のビッグアップセットの舞台は整う。
自分にとってはこの試合は、「それでもタイソンは強い」と信じる気持ちと、ダグラスがそれまでに世界レベル相手で魅せた華麗なボクシングによって鉄人伝説が覆るのではないかという歴史を目の当たりにする可能性に対する興奮との戦いであった。試合前からそれまでのマイクの全てを総括すべく心の準備に入っていた。
予想は当たり、期待ははずれ、マイクは転落する。そしてその後のバスターも…。
この時代、マイク・タイソンはある意味ボクシング新時代そのものだった。複数のスターが活躍することで中量級スターウォーズといわれるまでに活性化していた中量級に対し、マイクは一人でヘビー級を牽引した。がその功績は中量級の複数のスターたちにも匹敵していただろうし、ボクシング界の外から見ると、マイクだけしか見えなかったのではないだろうか。マービンハグラーを知らない人でも、マイクを知らない人はいなかっただろう。
モハメド・アリの転落とともに終了したボクシング界の活力が一人の超人によって再び戻り、ボクシング界を活性化させるべきプロモータの私利私欲を含めた思惑によって再び終焉を迎えるまでを収めたすばらしい記録映像である。もう一度興奮させてもらおう。
(本当に興奮して文章が支離滅裂になってしまって申し訳ない…。)
ガッド・アバウト
肉体労働しましたねぇ。ビールでも飲みますかという感じの結構汗臭いサウンド。この雰囲気はベースのニールジェイソンが作っている感じが強いですね。この人のベースはベーコンのように味があるのですが、少しかっこわりぃ。。(嫌いじゃないですが。。)曲に関しては、やっぱり"My little brother"。これがいいんじゃないか。リチャードティもスティーブも頑張ってるし、あの二人のテーマ曲だったし今聴いてもかっこいいです。"The Duke"のスキャットは絶妙ですね。これもシンプルでかっこいいです。でも、やっぱしニールのベースがうるさい!
ライヴ・エイド★初回生産限定スペシャル・プライス★ [DVD]
20年前、ビデオが無かったのでTVにかじりついて見ていました、「クイーンはいつ出るんじゃ~」って。早朝眠くてたまらん時に、やっと出てきてくれました。その時は見れるだけで満足とか思っていたのですが、クイーンの演奏が終わった時には、鳥肌たっていたのを忘れられません。観客はクイーンファンだけじゃないのに「RADIO GA GA」で会場の皆が一体となって両手を挙げている・・・。(ここで鳥肌最高頂)
フレディ凄ぇ・・・。こう感じたのは私だけじゃないと思う。
クイーンのライブDVDとまた違う感動があると思います。
勿論クイーン以外も楽しめるはずです。とくに80年代育ちには。
この内容でこの価格は「絶対お得」ではないでしょうか。
・・・それから、リストには載ってない「DO THEY KNOW IT'S CHRISTMAS」、「WE ARE THE WORLD」のビデオクリップも入っており、D・ボウイ&M・ジャガーの「DANCING IN THE STREET」を見れたのが嬉しかったな~。
G3 ライヴ
ハイテクギタリスト2人にエリックジョンソンが加わった公演を収録した1枚・・・やっぱりエリックのライブ音源を聴けるのが嬉しいです。ライブでもスタジオ同様の音を出しているのが、驚異的です・・・素晴らしい!!キャメルズナイトアウトは、カッコいいですよ。ヴァイのアティチュードソングは必聴・・・マイクキニリーとの超絶ユニゾンが炸裂です!!3人でジャムるマイギターウォンツはフランクザッパの曲で、ボーカルを取るのは卒業生のマイクキニリー・・・これがまたかっこいい!!VTRは音源、収録曲が違うのでファンはもちろんゲットしましょう。