Live in Japan
1932年テキサス生まれのCollinsさんはかの偉大なるBlues Man/Lightnin' Hopkinsの従兄弟にあたる。
テレキャスにカポと言うスタイルはGatemouth Brownからの影響で、独特のオープンEmチューニングでハイフレットにカポを付けて弾いている姿を見ると、かなり弦のテンションが高そうで「指きれるんちゃう?」と心配してしまうが、「そんなの関係ねぇ〜」とばかりに親指と人差し指でビシビシとやっている。
50年代に"Freeze"のインスト大傑作を飛ばすも、60年代は埋もれた存在になっていた。'78年 レーベルの顔で有ったHound Dog Taylorを失ったアリゲーターレコードの社主ブルース・イグロアにて次なるレーベルの顔として契約し復活を果した。
本CDはアリゲーターでの2枚目のLiveで'82年 東京九段会館での録音で有る。さすがにLiveで本領を発揮するCollinsさん!テンションの高い演奏が繰り広げられている。100mは有ろうか?と言うシールド(正体はテレビ用ケーブルの改造版)で客席を練り歩くパフオーマンスも魅せてくれたのでしょう。
Collinsさんのキャッチフレーズで”Cool”の上を行くと言う意味での "Ice" "Freeze"が有るが、#1から「兄さんアッチッチ〜ですがな!」の世界でもう沸点寸前!最初の一音で「あっ!Collins!」と解る音です。(なんですが、何故か醒めた佇まいをも感じてしまうのはキャッチコピーの刷り込まれ過ぎ?)#2/4のSlow Bluesなんて最高にFreezeだ。弱いと言われている歌も中々どーして、堂に入ってます。#1/5/6がインストで、#5はMoon Is Fullの歌無しバージョンです。惜しむは曲数が少ない事!あぁ〜 生で観たかった!
フロストバイト(紙ジャケット仕様)
アルバート・コリンズの84年発表のアルバム。テレキャスター独特のアタック音を活かした強暴なブルース・ギターが堪能できる人気盤で、名声を決定付けたアリゲーター・レコード時代の一枚だ。
ベスト・オブ・テレキャスター・ブルース・ギター・マスター~デラックス・エディション
1997年、Albert Collinsのベスト盤です。
このベスト盤は、
Albert CollinsのAlligator時代の作品(ソロ・6枚 & 共演盤1枚)から選曲したベスト盤です。
オリジナル音源は、以下のとおり。
tr. 5,6,12 / from 「Ice Pickin'」(1978)
tr. 2,3 / from 「Frostbite」(1980)
tr. 11 / from 「Frozen Alive」(1981)
tr. 4,9,10 / from 「Don't Loose Your Cool」(1983)
tr. 7 / from 「Live in Japan」(1983)
tr. 1,13 / from 「Cold Snap」(1986)
tr. 8 / from 「Showdown!」(1985)
全13曲中、スタジオ音源が11曲、Live音源が2曲(7,11)。
全曲、既に発表されたものであり、未発表音源etcは、「ナシ」です。
なお、tr. 8収録の「Showdown!」というアルバムは、
Albert Collins, Robert Cray, Johnny Copelandの共演盤で、グラミー受賞したアルバムです。
Albert Collinsは、個性的なブルース・ギタリストです。
テレキャス特有の鋭いトーンが、リスナーの鼓膜に、凶暴に噛み付いてきます!
(後期に入ると、ファンキーなプレイも多く聴けます。)
「Albert Collins初心者」「ブルースギター・ファン」「テレキャス・ファン」に、オススメです。
Albert Collinsのギターは、癖になりますよ! (たまに、無性に聴きたくなります)
ベスト盤、未発表音源なし、ということで、「☆4」にしました。
ちなみに、私のイチオシ!は、「アイス・ピッキン(紙ジャケット仕様)」です。