全開ガール~ディレクターズカット~ Blu-ray BOX
全体的に見ても、部分的にみても「ベタ」な部分もあったが面白かったと思う。
特に「最悪な出会い方をした男女が、段々惹かれ合っていく」というのはまさにベタ中のベタだけど、それでも面白かった。
だが、話の面白さだけで評価するなら星は3個。
あとの一個は教えられたり、考えさせられたりした部分。
特にそう思ったことがふたつある。
まず一つ目はヒヨコから。
ヒヨコを「抱かせて、抱かせて」と取り合っている子供たちに対して、若葉が言った言葉が印象的だった。
「可愛いという理由だけで、抱きしめたいときだけ抱きしめる。そんなのは愛情ではありません」
これを聞いたときグサッときて、おもわずメモをとってしまった。
これは、子を持つ親はもちろん、これから子供を作ろう、生まれるという人、そして全ての人が覚えておかなければいけないことだと思う。
もう一つは、タイトルの「全開ガール」から。
最終回で日向が若葉に向って、「あなたのいいところは、何に対しても全力な所」と言ったときに「『全開ガール』ってそういう意味か」と思ったのと同時にある言葉が頭に浮かんだ。
松下幸之助が言った、「まず汗をかけ、汗の中から知恵を出せ、それができないものは去れ」という言葉だ。
若葉も、汗をかくぐらい何事にも全力でぶつかっていき、最後には「自分の道」を見つけることに成功した。
たぶん、本当に大事なものというのはそうしないと見つからないのではないかと、このドラマから感じることができた。
見ていない人には是非レンタルでもいいので一度は見てほしい。
きっと面白いと思うし、学べることもあるのではないかと思う。
スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)
熱狂的な信者を持つ典型的なカリスマだと思う、俺は大っ嫌いだけどね。まず感じるのは、著者を含めた熱狂的なファン達はジョブスのジェットコースター式の波乱万丈の人生というエンターテイメントに酔っぱらってしまっているということ。著者のジョブスを肯定する際のワクワク感は気持ち悪いほど伝わってくるし、彼によって潰された人達を描写する際の攻撃的な表現をみれば、とても冷静に分析したビジネス書とは思えない。著者が神だ神だと崇めるジョブスのプレゼンテーションは聴衆を熱狂の渦に巻き込むそうなのだけれど、冷めた目で見ている俺は一つ一つのエピソードを読んでいても「何でそんなことで熱狂しちゃうの??」「なんで、そんなことが交渉を成功に導けるの???」という感想にしかならない。
・・・と、前半までの感想は上記の通りであった。でもページを追う毎にビジネスの成功者である本当の理由が少し見えてきた気がする。タイトルは「神の交渉力」だけど、著者が言いたいのは目先の交渉力のテクニックの話ではない。成功者の基本は、自らが求めるモノ(長期的なビジョンであったり、短期的には追及しているパフォーマンスであったり)に対して妥協がないということなのだろう。そして、そのために全ての邪魔者をぶっ壊す、ロックの精神が多くの人間の心を突き動かすのだとも思う。単純なんだけれど単純であり続けるための信念を持つことは難しい。それをもっているのがジョブスだということなのだろう。
でも、基本的にジョブスという極端な人間と、彼を取り巻く酔っぱらった信者の話なので、ビジネス書の教本として真面目に読むと大怪我する怖れがあると思う。
全開ガール~ディレクターズカット~ DVD-BOX
流れ的にある程度予想できそうな、いかにも的な恋愛ものですが。随所によい台詞やシーンがありました。考えさせられるしっかりとしたテーマが根底にあるので、ただのアイドルドラマとは違います。さらにガッキーや錦戸さんファンにはかなりオススメです。
虹の歌集
I love cinemasシリーズに話題が集まりがちですが、コレもグッドです。見逃してはいけません。
M1の虹、M5のYUMINGカバー、M6の竹内まりあカバー、秀逸な出来です。録音も音もグッドで、ハイエンドオーディオファイルの方々でも納得される水準だと思います。
なお私はよく分からずDVD付属バージョンを購入しましたが、CDのみバージョンで充分だと思います。お勧めです。