ワイルド7 [DVD]
原作からのファンです。
映画化の話は連載当時からあったそうで、今まで映画化されなかったのはバイクを7台を用意が出来なくて時間がかかったそうです。
今回7台のバイクを原作とは違う物のそれなりに工夫してちゃんと登場させ、さらに、「セブンレーラー」もきっちり作られて登場しているので、突っ込みどころは色々ありますが、映像化してくれただけでも今回は意義があると思っています。
配役も飛葉役の「瑛太」は最初はちょっと違和感を感じましたが、実際に映像を見ると飛葉らしさも表現されているシーンもあり、髪型も原作に合わせており、拳銃もちょっと型はちょっと違ってましたが、原作通り「コルトウッズマン」を使用していて良かった。
パイロウ役の関ジャニ∞の「丸山」も原作の両国とは全然風貌は違ったいましたが、髪型と時折見せる表情が良かった。
草波役の「中井貴一」は、原作ファンと言うだけあって、草波の性格仕草をよく事前研究していて申し分なかった。
セカイ役の「椎名桔平」は、余裕の演技で、いい男の死にざまを見せてくれました。原作者の望月先生との20年来の約束で「ワイルド7」の映画化の際には「飛葉」役でというのが、時間が経ちすぎて「飛葉」じゃなくて「セカイ」でしたという逸話もあるほど…。しいて苦言を言うとすれば、使用する拳銃は「モーゼルミリタリー」を使って欲しかった…。
オヤブン役の「宇梶剛士」は、見た目はどちらかと言うと「ヘボピー」でしたが、経歴からすると「オヤブン」で正解だったかと…、使用する拳銃も原作通り「コルトパイソン6インチ」を使ってくれていたのが良かった。
ヘボピー役の「平山祐介」は、もう少しセリフや見どころがあったらもう少しアピール出来た思えちょっと残念。
B.B.Q.役の「松本実」も原作で言うと「チャーシュー」の役どころで小さいながら目立ったいたが、見どころが少なく残念。ただ「ヘボピー」との会話の駆け引きは面白かった。てっきり名前の通り途中で丸焼けになるのかと思ってました…。
紅一点役本間ユキ役の「深田恭子」は、いままでのイメージを払拭し、冷静でクールな「ユキ」役をうまく演じてくれてました。ラストの革ジャンシーンはカッコ良かった。このシーンを見て今回のDVDが発売になったら買うぞと決めました。(笑)
ワイルド7 Blu-ray & DVDセット プレミアム・エディション(初回限定生産)
ワイルド7 Blu-ray & DVDセット プレミアム・エディション(初回限定生産)
L'Arc〜en〜Cielが担当する主題歌と共に流されていたCMを観た時に鳥肌がたち、とても気になったので映画館へ足を運びました。
オープニングからエンディングまで終始ドキドキとワクワクしていました。
DVD&Blu-ray化をここまで待った映画も珍しいです。
圧巻のアクションシーン、迫力のBGM、そして瑛太さんを始めとするキャストの皆さん演技力によって最高のアクションエンタテイメント作品に仕上がっていると思います。
原作は未読ですが、物語は非常に単純明快で色々深く考えずすんなりと入っていけます。
いわゆる王道というものでしょうか。
そして本編で繰り広げられるバイクアクションは圧巻です。
鑑賞後は爽快な気持ちにさせてくれる作品なので多くの人に観て頂きたい作品です。
炎熱商人 (下) (文春文庫 (219‐6))
下巻は上巻より更にシビアーな交渉に主人公たちは臨むことになり、
経済情勢の変化を受けてその困難な状況を何とか打破しようと、
主人公たちは奔走します。
商売人としての理想を追い続けた上司を襲った悲劇は、
フィリピンでおきた実際の事件をモチーフにしているようですが、
奪うものと奪われるもの、先進国と後進国といった位置づけが
現代よりもっと深刻であった時代にそのような国々と商売を作り上げることが
どれだけ困難であったことか、生々しく感じるものがありました。
ただものを売ってお金儲けをすることが、商売人の本懐ではないなと感じました。
人間模様に富み、商売に懸ける熱い思いを感じることができる一冊です。
大東亜会議の真実 アジアの解放と独立を目指して PHP新書
1943年11月5日、戦時中の日本で大東亜会議というアジア代表が集まった会議が開催された。この大東亜会議では、白人支配からの解放,アジア独立が高らかに謳われた。しかし、「大東亜会議は茶番劇だった」とする本は多い。だが、この本を読めば大東亜会議がけっして茶番劇でなかったことが分かるはずである。私自身もこの本を読んではじめて知った事なのだが、戦後日本の復興には、大東亜会議に出席したアジア代表の尽力によるところも大きいらしい。
本書の構成は、大東亜会議が開催された背景,大東亜会議に出席したアジア代表の生き様,東条英機の生き様…などとなっている。
日本の自虐的な歴史観は極東軍事裁判によって築かれたといっても過言ではないであろう。日本人が本当の日本を知るために読む一冊としては、悪くない一冊である。
革命商人〈上〉 (文春文庫)
昨年の春、チリの首都サンティアゴの中心にある大統領府モネダ宮を前にして私は当時に思いを馳せた。
1973年、アジェンダ大統領率いる社会主義政権は、軍事クーデターによりあえなく潰え
た。そのアジェンダ最期の地が、このモネダ宮である。 現在その当時を想起させるものは
周囲のビル壁に残る弾痕のみ、モネダ宮を訪れる観光客の列は今も途切れることがない。
この軍事クーデターの後、チリは長きに渡り暴力と恐怖が跋扈する、ピノチェトによる
軍事独裁政治が続いた。
この軍事クーデターの背後に、日本の商社の激しい商業活動が存在したことはあまり知られ
ていない。眼前の利益を前にして、時に正義さえも犯しかねない日本のビジネスマンたち。
ビジネスと政治の境界線はどこにあるのか、著者は読者に問いかける。