作品内における飽食時代、経済危機、そして毒舌ブロガー長坂によって最悪の船出となってしまった「トラットリア レガーレ」。
サービスの質を上げるため、再びサービスマンとなった伴は店の評判を下げた長坂に直接アドバイスをもらおうと奔走する!・・・とここまでが前巻までのあらすじ。
長坂からもたらされたアドバイスとは過去横浜で「魔術師」とよばれた伝説のサービスマンの存在。その人物を探し出し、店を救ってもらうために再び奔走する伴。
たしかにこの状況で自らの手で窮地を乗り切る!とは難しいが、よもや「伝説の・・」ストーリーはやめてほしかった。不器用ながらも実直な性格と行動で道を切り開いてきた伴だけに伝説のサービスマン、伝説の料理人とか出始めたらその存在感はどんどん薄くなっていく。
また経営難のレガーレのシェフ、桑原の心境が不透明。恋人との店を持つことが夢だった彼がレガーレでシェフをする決意を固めた背景が知りたい。
土屋はまぁ今までいなかった「獅子身中の虫」的キャラで今後店を引っかき回していくだろうが、個人的には大恥かいて店を去ってもらいたい。
次巻は魔術師、ヤンによるサービスによる「劇的ビフォーアフター」が始まる。お手並みを拝見!
久しぶりに躍動感溢れる絵をみつけた!厨房を動き回る絵がすげー良いよ。
松本大洋の画が「版画」だとしたら、こちらは「水墨画」かな。
ストーリーは「福岡の大学に通っている主人公が、こじんまりとしたイタリアンレストランでバイトしていて順風満帆だったけど、ひょんなことから、六本木の人気レストランにヘルプとして訪れ一流店の凄さに魅せられて・・・。大学も彼女も捨てて上京する。」
料理なんて美味く作れれば良いって思ってたけど、フランス料理店を開いている先輩の話だと、「一流店で修行してきた人はタマネギを剥くスピードだけをみても自分とは倍違う。」らしい。
奥深い!!
前巻にて世界的大女優のジュリア ボッカルドがヨコハマレガーレに来店したところからの今巻。
シチリア出身の彼女の舌鼓を撃つべく様々な料理が振舞われるが久々にイタリア料理そのものにスポットを当てたストーリー展開の為美味しく楽しめました♪
また羽山を失ったあすかに伴は女性として意識し始めるが、異端者 土田の信じられない行動により、
急転直下の展開を迎えて行くことに。
土田と言う男の異常性を甘く見ていました。次巻は遂に土屋の(料理人としての)息の根を止めるべく
伴と土屋の対決が始まります。
恐らく土屋の妻も絡んで伴は想像以上の危機を迎えることになることが予想されますが
主人公であり料理人である腕前を久々に披露するのでぜひ大暴れしてもらいたいです。
レガーレのリニューアル、そして有名女優の来店…ストーリー的にはありきたりと言えばありきたりなんですが(笑)この巻ではリニューアルの現実をかなりリアルに書いてあり、共感と羨望を感じました。
実際、飲食に関わる人ならば、自分のお店をこ〜したい、あ〜したい、でも金がかかるしなぁ…と諦める事は頻繁にありますよね。そこで諦めないのが、バンビ。よく、全員が納得したなとも思いますが(その辺り、もう少し読みたかった気もする)とにかくリニューアルを決行。しかし現実に手取り半分になったらどうなるか?その辺りを手を抜かずにキチンと描いてあります。
土屋の奥さんは、意外というか、イビツではあるけど愛し合ってる夫婦なんやなぁ、とビックリしたり。スカウトされたスタッフの気持ちもよくわかったり。そりゃぐらつきますよ。
ファーストからセカンドになって、バンビの物語の面とレガーレ(つまりお店)の物語の面の比重が近くなってきていますが、これはこれでありだと思います。次巻、ジュリアが料理を食べた後はバンビがどうしていくのかが楽しみですね。レガーレがどうなるかは…予定どうりだと思いますが(笑)だって、これでダメなら普通、閉店でしょ?
社会人になるにあたっての心構えを教えて貰えるドラマと思います。 ニート達バンビを観るんだ!!働け!! あと料理作りたくなりますね、私もバンビ見てから料理番組よく見るようになりました。 格好いいオープニングだけでテンションあがりますよ。
|