「かなめも」声優サイン入りポスター石見翔子モバイル

「かなめも」声優サイン入りポスター

flower・flower 2 (IDコミックス百合姫コミックス)

　百合と言う括りだけで語ってしまうと損をする位しっかりした物語。起承転（結はまだ）をきちんと踏んで、それぞれのキャラが充分にその魅力を発揮している一大スペクタクルです。
　
　遠い異国より輿入れした姫君、但しその突飛な行動ときつい性格は折り紙付き。その存在感が際だっていた一巻に比べ、今巻は彼女の内面が垣間見え、解きほぐされていく心が描き出される。しかし、本国からの密命を帯びていること明らか。
　皇国の皇位継承権第二位の皇子、優しき中にも芯があり、様々な出来事の中で姫への恋を紡ぐ。しかし、彼女は本当に「第二位」なのだろうか。
　第一皇子、皇室を取り巻く様々な策謀の「実は黒幕」に見えるが、本当にそれだけなのか。彼が姫の侍女をも操る様に見えるが侍女の真の主人はいったい誰？
　
　様々な謎が出そろいました。極めつけは「体に傷でも付いたら意味がないもの」の一言。さあ、誰が誰に言った言葉でしょう。此処までお膳立てされれば、ドキドキするなと言う方が無理というもの。少しずつ通じ始めた心と恋の行く末にどれだけワクワクしながら三巻を待つことになるのやら。

flower・flower 1 (IDコミックス百合姫コミックス)

これはまさに「1巻」という感じの内容です。この巻だけでは、未知の広がりと奥行きが多く、先を読んでからもう一度再評価したい一冊です。

――遠い異国同士の政略結婚、本来の婚約者がアレで(笑)急遽相手になってしまった朱の異文化への戸惑いと、それでも少しずつ前へ進んでいこうという姿にツンデレっぽく心を開きかけてゆくニナ、ここまでだと一冊で収まりそうですが、この外にさらに一回りなにか渦巻いているために、先の展開への含みを多く残しています。

開始直後に振られたものの、女装趣味の兄・蒼の存在もいいスパイスになっています。そして、終始ニナは朱を男だと勘違いしているという。この勘違い状態は百合的にどうなのかな?と密かに思ったりしました。

さて最後の「え?」がどう繋がるのやら……

また、巻末におまけ漫画がありますが、これが楽しくてよかったです。

「かなめも」声優サイン入りポスター

芳文社から出版されている漫画の読者プレゼントでいただいた、アニメ「かなめも」の声優サイン入りポスターです。 iPodで撮影したので自分の影が映ってしまいましたが、テストがてらアップします。順番に豊崎愛生さん（中町かな役）広橋涼さん（北岡ゆめ役）釘宮理恵さん（久地院美華役）遠藤綾さん（南ゆうき役）水原薫...