カナダ生まれのシカゴ大学教授ウィリアム・H. マクニール 1963年に執筆し、4版を重ねた。 4版は1992年に当方の崩壊を書き加えて完成した。
イスラムの立法に関しては次のような記述がなされている。 「コーランの直接の指示がないもに関しては、まずマホメットの言行をよりどころとし、 続いて、つくられたものかどうかは別として、マホメットの同志の行いを、 次に類推によって、最期には信徒の合議によって律法を決めた。 この積み重ねられた律法(いわば判例)はすべてアラーの意志が現れているとされた」 「そのため、放棄することも改変することも許されなくなったイスラムの律法は、 後のイスラム教徒の社会に次第に重荷になった」
白人の書く世界史としてぜひ読むべき本書である。
4巻は、どたばたコメディは一歩引き、それぞれの取材、それぞれの部署が特にしっかりと描かれていた気がします(と言ってもついつい笑ってしまいますが)。
山根くんの苦労は相変わらず続きます。情報部の小倉部長のマイペースさは相変わらず。いつも感心するのは報道部の長谷川デスク。あの雪丸を、何とか育てようとあの手この手。そしていつも痛い目に遭っている気がします。実はデスクファンの私は、そんなデスクを気の毒と思いながらも毎巻、楽しみに読んでいます。
これまでは「コメディ付き探偵アニメ」といった色合いの
「ミルキィホームズ」でしたが
この巻に収録されている「第4・5話」からは
「強引な筋書き・小ネタの連打が心地よい
不条理作品」となっていきます。
まさに「ミルキィホームズの分岐点」と呼ぶにふさわしい
巻といえるでしょう。
そろそろ終盤にきて過去の真実が分かる第九巻。素晴らしい作品だと思う。
こうしてお布施しているわけですが、
特典がねんどろいどと、紙製のカード4枚だけってのは、
いかにも寂しいです。
ミルキィホームズ4人による、
面白おかしいオーディオ・コメンタリ搭載とか、
何か他にできることがあるんじゃないかと思います。
一方本編の方は、
第8話は17箇所、第9話は24箇所、直しが入ってます。
毎度のことながら、
スタッフのみなさんの努力には、頭が下がります。
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