この本は、「日本栄養・食糧学会」のシンポジウムをまとめたものなので、6人の研究者の話がそれぞれ、ご自分の最新研究の発表になっています。
ですから、いろんな視点から「時間栄養学」にアプローチしていて、おもしろかったです。マウスを使った実験などから結論を導き出す過程もわかりやすく解説されていました。
こういった地道な研究が、私たち人間の健康を支える方法を導き出してくれるんですね〜!
昔から「こうするとからだにいい」って言われていることの根拠がいろいろ書かれていて、興味深かったです。栄養士のネタ本としても役に立ちそうですよ。
「食べすぎない」「睡眠をとる」「筋肉を使う」「紫外線を防ぐ」 これらの考え方はおおむね賛成です。 ですが、南雲さんひとりの体験談だけで「アンチエイジング可能」と信じるのは、 根拠として弱い気がします。 南雲さんに双子の兄弟がいて、もうひとりが欧米型生活をして肉体年齢も見た目年齢も老けている…というなら 信憑性もあるのですが(笑)
実際、暴飲暴食、煙草も酒もやっているのに妙に頭の回転が速く、年より若く見える人もいれば 文句のつけようのない健康的な生活をしていながら、癌になる人もいる。 遺伝的に若く見える人もいるので、そこも含めて読む必要があると感じました。
また、寿命が延びたのは確か欧米型の食生活を始めた昭和30年代からで、高たんぱくを摂取することで 見た目年齢が若くなったのではないでしょうか。 終戦直後の20代は、現在の30代より老けて見えます。 ただ、その食生活により糖尿病等の罹患率が増えたので、物事にはすべて一長一短がありますね。
人生五十年の頃は、結婚、出産、孫育てまでのサイクルが早く、今は寿命が延びた分、サイクルものびました。 粗食で長生きや若返りを期待するのではなく、長患いをせず人間の適正寿命を全うできるのだと思います。
一日一食…これはチャレンジしたけど無理でした。 腹六分目にし、砂糖や油分を避け、なるべく濃い味付けを控えて野菜中心の食べものを感謝していただく、 自分はそれでいいかな…と思っています。
意外な事に、朝食をとるよりも抜く事の方に健康の根本が存在していた。 前日の夕飯から今日の昼食まで、水分だけは十二分に摂取し、18時間の食事を抜く半日断食の正しい方法と効用が紹介されている。 身体は栄養を半日絶たれると自己融解を始めだし、細胞が勝手にエサ探しを始め、脂肪から血栓、腫瘍などを溶かして利用しだす。ガンが縮小するのもこの自己融解がもらたした効用と言える。 それ以外にも、眠っている本来の身体の力を呼び覚まし、体質からエネルギーの利用の仕方までも変え、環境毒素を排泄し、かつ免疫力を活性化させるという、人体の持つ自己治癒力を取り戻す効用があり、それらが解りやすく具体的に解説されているお薦めの一冊となっている。 家庭の医学書としても、是非一冊置いておきたいもの。
この本!驚くほどシンプルでとても読みやすいです。
得られるところも余計なことがごちゃごちゃしてなくて
シンプルに頭に入ります!!
特殊な方法でのダイエットや難しいこととかって意気込んで
頑張る感じになってしまい結局3日坊主になっちゃうけど、、、
結局人としての正しい生活をする!ということと
ちょっぴり食べるタイミングを覚える。
というシンプルでナチュラルなことに気づかされて
気持ちまでスッキリしますよ。
不規則な生活をしている自分への良い戒めにもなりますね。
料理本は数多くありますが、この本のレシピはとても使いやすいです。
特に作り方の記述がていねいで、調理をしながら戸惑うことがない、優れた料理本だと思います。
ちょっとしたアレンジとかソースの作り方、目からウロコのテクニックも載っていて、おトク感が大ですね。
先日実家に帰ったら、父もこの本を買っていました。母に作ってあげているそうです。
さすがは日本の食卓を支えてきた大学だけに、家庭料理の実際をよくわかっているなと思います。
老若男女を問わずおすすめできる1冊です。
|