お千代さんの所有の着物や小物を中心に撮影され、
「スタイル」の表紙や、ご自身が残された作品を
掲載し、彼女の人生をつづっているほぼカラー写真で
構成されている作品です。
お千代さんの性格や人生観、恋愛観においても
彼女は早く生まれすぎたのかもしれません。だから
3度の結婚や教師時代に起こした事件で矢面にだされた
ことも多い。しかしそのことを悔やんではいません。
戦前、戦後の「スタイル」で市民に活気を与えたのは
功績はすばらしいものです。
非難されることも多かったでしょうが、それでも一生懸命
生きた証がここにあります。
今でも桜を見るとお千代さんがまだどこかにいらっしゃるような
気がします。
「お〜い!竜馬」や「あずみ」で有名な小山ゆうの
デビュー作のアニメです。デビュー当初の作にも関わらず、
後の小山漫画にも通じる小山節はすでに炸裂しています。
直角や照正のキャラクターに大爆笑、涙するのも良いですが
よーく見てみると結構いろんなテーマを内包していて面白いです。
友情はもちろん、正義、欺瞞、政治、愛情…… 等々。
この作品の主人公、石垣直角は全編通して自分なりの正義に従って
行動しますが、それにどんどん惹きこまれていくのは間違いなしと
思います。初めは大爆笑、最後は大感動。
エンターティメントの見本見たいな作品です。
なお、このアニメは原作が終了してかなり経ってから
アニメ化しましたので、原作が継続中のアニメによくある
「引き伸ばし・よく分からないオリジナル」などは
あまりないので非常にテンポよくストーリーが進みます。
画質はかなりいい方だと思います。
(アイキャッチのみかなり黄ばんでますが……)
ちょっと高いかもしれませんが値段分の価値は充分あると思います。
奥村チヨならずとも歌謡曲ファン必殺必聴? のアイテム。タイトル通り『筒美京平を唄う』のであるからどれも良い曲ばかり。冒頭、『何があなたをそうさせた』からエンジン全開の唄いっぷりに誰もがノックアウトされてしまうだろう。もちろん、得意の悩殺ヴォーカルもあるのでご安心を(笑)。
『くれないホテル』では、一語一語丁寧に噛みしめるように情感をこめて唄う。じっくりしみじみ彼女の歌を楽しむのも一興。実に溌剌として弾けている。そんな奥村チヨの歌唱力と歌の素晴らしさに、しばし時を忘れる。よく聴くと彼女は意外にも低音に魅力のある歌手の一人である。
ほとんどがカヴァー曲とはいえ曲調もバラエティに富み聴くものを飽きさせない、まさに「あっ」という間の40分。歌手・奥村チヨの魅力、その要素が全て含まれていると言っても過言ではない、文句なしの、完璧な作品集。
いままでこの手の本は結構読んできたけれど、 この本は一味違った感じがしました。 私も著者と同じで宇野千代さんが好きです。 宇野千代さんは好きだけれども、 宇野千代さんはとてつもなく上の世界の人 っていう感じがしていたので、宇野千代さんの作品は、 読むにあたり緊張感が常についていました。 でも、宇野千代さんのことを誰かが書いていると思うと、 スーっと気軽に読めた感じです。 人生に行き詰っていて、どうしようもない ってときに読むのもいいけれど、 これから楽しく人生を歩いていくぞ! ってときに読むのもいいかもしれないですね。 著者が宇野千代さんによって変わっていった という所が私と似ていたので、少し嬉しかったです。
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