概要 「ハハキトク」の報を受け、備中高梁へと向かった博とさくらは、葬儀にやってきた旅先の寅さんとバッタリ再会。博と父・*ひょう一郎の関係はギクシャクしているが、寅さんは博の父と意気投合して高梁に残る。そこで「本当の人の暮らし」についての説教を受け、反省の気持ちと共に柴又へ。同じ頃、門前では、六波羅貴子(池内淳子)が喫茶店「ローク」を開店。女手一つで、小学生の息子を育てる貴子に、寅さんの想いは募るばかり… シリーズ好調のなか、洋画専門劇場・丸の内ピカデリーでロードショー公開された。旅役者の坂東鶴八郎(吉田義夫)とその娘・大空小百合(岡本茉莉)の交流は、本作より始まった。名優・志村喬演じる博の父が、寅さんに語る「庭先に咲いたりんどうの花」のエピソード。旅人である寅さんと、定住者である貴子の束の間のひととき。丁寧な演出が堪能できる。森川信のおいちゃんは本作が最後となった。
昭和46(1971)年12月29日 148万1000人 600円 113分
本名 森川義信 生年月日 1912年2月14日 没年月日 1972年3月26日(満60歳没) かねてから患っていた肝硬変が悪化し、1972年に死去。60歳だった。臨終の床には三崎千恵子、倍賞千恵子ら共演者がかけつけ「死なないで!」と号泣したという。
寅次郎が躍動しまくっている。この頃の寅さんは、日本の良さや人情をしみじみと感じるというよりは、純粋に喜劇であり、この作品は、森川信の演技が冴え渡り切れ味が非常に良い。
寅は振られてはいないのだが、定住者のマドンナとは一緒になれないと潔く身を引く。殆どが柴又で繰り広げられるという点も興味深い。
麻利(樋口可南子)とディロンの復活、再生の物語。物語は虐待され主を失ったディロンをある偶然から麻里が引き取るところから始まります。大型犬など飼ったことのない麻里にとってディロンとの生活は試行錯誤の毎日。しかし、穏やかで人懐っこいディロンのお陰で会社の人間関係に疲れた麻里の心は次第に癒されていきます。そしてディロンを通じて慰問活動を始め出し、麻里の第二の人生が始まります。見所はやはり、ディロンの可愛さと段々と明るくなって行く麻里夫妻の顔でしょうか。休日にゆっくり見たい作品です。
紛れも無く邦画の黒歴史。 恥ずかしくて何度も逃げ込む穴を探してしまう。 もし外国でこの映画を見せられたりしたら、それは日本人にとって最大の拷問。 そして最高の快感!! 真の日本人の姿がここにある。 我々はほんの少し前、モノマネがうまい猿であった。 未来は今よりもずっと幸せだと、皆が信じてた純情な時代。
天動説が正しいと科学者が信じるようになったのが たかだか 17世紀になってから しかし 古代ギリシャのアリスタルコスは 今から2000年も前に天動説を 考えていたとは 驚き 本当に読んでいておもしろい発見だらけの本 子供にぜひ読ませたい
今回のボックスは、『クレージー作戦』シリーズからのセレクト。
ベンチャービジネス(というよりビジネスアドベンチャーもの)をテーマにしてきた初期の原点作にして、『ニッポン無責任時代』の併映作・『喜劇 駅前温泉』や『警察日記』等を手がけた久松静児監督の『クレージー作戦 先手必勝』。
坪島 孝監督が長らく暖めてきた企画を、谷 啓氏を主演に映画化。出来上がった映画は、瀬川昌治監督の『図々しい奴』2部作(=東映)と共に谷氏の個性を100%活かしきった傑作となった『クレージーだよ 奇想天外』。
そしてパワフルな古澤憲吾監督の手による、『クレージー作戦』シリーズ・原点回帰2部作。
『 先手必勝』・『 くたばれ無責任』・『クレージーだよ 天下無敵』の初期作と、『 奇想天外』を合体させた『クレージーのぶちゃむくれ大発見』。
特撮を駆使した大アクション喜劇『大冒険』に、泥棒ものの『クレージー大作戦』&『クレージーの怪盗ジバコ』を合体させた『クレージーの大爆発』。
待望のノーカット・ノートリミングでの完全初ソフト化になる『 ぶちゃむくれ大発見』を除き、LD化を経て初DVD化される作品陣である。
だが、気になるのはボックスの作品選定と残務整理。
泥棒もので先にDVD化された『 大作戦』と新規の『 大爆発』があるのに、なぜ『 怪盗ジバコ』が含まれないのか・・・?そして、その『 怪盗ジバコ』と『だまされて貰います』の最後の処遇・・・。
中断されている『日本一』シリーズは独自の展開が考えられるだけに、どうしても中途半端感が出てしまうのだ・・・。
私個人としては好きな作品があるので「買い」といえるし、ファンにとっては待望の作品が多いだけに推奨はできる。
でも未DVD化・作が残り少ないだけに、もう少し慎重な企画(商品開発)をすべきだった。
そのため、辛い評価をせざるを得なかった・・・。
|