野球は「間」のスポーツである。一球一球、ゲームが切れる。
このことは、「そのあいだに考えろ、備えろ」といっているのだ。(本書52ページ)
有名な「月見草」をはじめ、野村監督の発言には優れた比喩が多い。
肌合いは違うが、サッカーのオシム監督の発言もやはり巧みな比喩を駆使するところに特徴がある。
そして両監督とも、発言にマスコミが群がる。面白くて記事にしやすいからである。
上記引用のセリフも唸らせられる。
こういう独自の表現ができるから、伝える「ことば」に力が備わるのだろう。
ひたすら観察し、分析し、キレの良いことばでズバッと伝える。
だからこそ、「野村再生工場」と言われる成果が出るのだと思われる。
それにしても達意の文章である。
個人的には山崎のエピソードが楽しかった。
初めて、えぐじぇねのDVDを買ったんですが… あれ?…あんまり… という感じです。でも、全シリーズ集めたいので… 内容に比べて、値段は高いですね
本作は阪神・巨人戦の歴史の中から名場面を選りすぐり、阪神サイドから光をあてた阪神版。私は巨人ファンだが関西で生まれ育ち、毎日阪神の記事が一面のスポーツ紙を家でとっていた。したがって、阪神の選手たちにも思い入れがある。私がプロ野球に一番熱中していたのは巨人のV9中期から長嶋巨人初期にかけて毎年のように巨人・阪神が優勝を争っていた時期である。残念ながら、戦前から江川・小林の因縁の対決の頃までは、ナレーターこそ違うけど(本作では月亭八方)巨人版と同じ映像が使われている。王の素振りの場面まで本作に入れる必要があったのだろうか。この時期で巨人版にあって阪神版にないのは王の1試合4打席連続ホームランの試合ぐらいである。私が一番思い入れのある村山・江夏・田淵の映像が阪神版にしては少ないのが物足りない。
阪神版が独自色を出すのは85年から。そのシーズンのTG第1戦、伝説のバック・スクリーン3連発の第2戦など、あの年の阪神打線の凄さを見せつける試合が次々に紹介され、最後は55号を打たれないように巨人投手陣がバースを敬遠する、巨人ファンには恥かしい場面で締めくくられる。その後、阪神は長い暗黒時代を迎えるが、92年の亀山の活躍、新庄や井川の台頭、代打八木の活躍等で巨人にサヨナラ勝ちした試合が多く収録されているので、阪神ファンは満足できるだろう。巨人版ではこの頃はホームランで勝つ試合が、阪神版ではヒットを積み重ねて勝つ試合が多く紹介されている。野村監督の時代には開花しなかったそのこつこつ野球が、星野・岡田両監督の下での優勝に結びついていく軌跡がよくわかる。
本作に登場するには、魅力ある日本プロ野球の歴史を作った阪神・巨人の名選手たちばかりである。熱い対決の伝統が今後も引き継がれることを願ってやまない。
古田の考えてわかるキャッチャー本。
ID野球の申し子である古田の頭を徹底解剖した本でした。
これは、今の野球をやっているキャッチャーの方に読んでいただきたい。
配球など全ての研究ができると思う!
ホットでもアイスでもくせの無い美味しさです。お茶や水代わりに飲むのが習慣になってから、体の疲れが翌日に残りにくくなったような気がします。
今はティーバッグ1袋を1〜1.5Lくらいのお湯で煮だしたものを一日で飲みきるのが日課です。
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