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新装版 箱根の坂（上） (講談社文庫)
司馬遼太郎は戦国時代（斉藤道三が主人公の『国盗り物語』）以降の歴史小説に名作が集中している。
幕末もの、『坂の上の雲』もそこに含まれている。
日本の歴史を、その戦国時代に突入させた人物は、北条早雲。
この作品は司馬文学にとって、名作群の入口に当たる重要なポイントにある。
書かれたのは59歳。『胡蝶の夢』よりも『菜の花の沖』よりも後のこと。
それだけに筆は円熟の境地で、物語は悠然と進む。かといって退屈な箇所は全くない。
あえていえば、タイトルが地味なので（なにせ「箱根」）、
手に取る人が『竜馬がゆく』や『花神』といった作品より少ないのかもしれない。
司馬氏の胸の中は、歌や詩でいっぱいだったが、この小説では、その要素が満開になっている。
特にこの上巻では、歌が重要な役割を演じている。
山野の風景を馬上からゆっくりとながめるように、草雲の生涯を味う。
これは新装版文庫で、文字が大きくなっている。やや、大きすぎるようだ。
もう少し微妙に大きくしてくれるくらいがちょうどいい。
これだったら当初のバージョンの方が、時代劇の感じがよく出ていた。
その方が、ページの見え方が、物語の性質に合っていた。
Jewelry box(ダイヤモンド盤)(初回生産限定盤)(DVD付)
ダイヤモンド盤の箱は超ぶ厚い。半分は空洞で仕切り付き。宝石箱に使ってくださいということのようです。CDは、新曲２曲を含めて、ウェイロニやT.T.Lまですべて日本語。ちょっと違和感も感じますが、よく歌えるものだと思います。DVDのクリスマスライブの映像はみんなかわいく、ジヨンのマルマルモリモリなどもノーカットで、貴重です。ご丁寧にBo Peep Bo Peep、yayaya、Roly-Poly、Lovey-DoveyのMVまで収録されています。
アジアン王 (キング) 2012年 03月号 [雑誌]
今回はセブ特集があって、セブの楽しみ方が詳しく載っています。
以前は情報にあいまいさが感ぜられたのですが、今回はかなり改善されています。
全体にレベルアップされていて、スタッフの方々の熱意が感ぜられます。
きわどいグラビアも減って読みやすくなった気がします。
要望としては、セブ島にはマクタン以外にもリゾートエリアがあるそうなので
ガイドブックにない情報を載せて欲しいです。
記事で好きなのは、「フーテンのバックパッカーN本の今だからいえる話」と「サボールの嫁日記」です。
バックパッカー向きのある雑誌が、時代の流れに乗れなくて休刊してしまったので、
N本氏の体験談をこれからも楽しみにしています。
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