難波弘之のアルバム数あるなかで、たぶんこれが、一番のびのびと好きな事やった1枚であるまいか。全編があるストーリに基づいて進行する難波得意のコンセプトアルバム。曲は明るいポップス的なものから長めのインスト、リリカルな曲まで相変わらず多彩。はたしてこれがプログレ?という向きもあるかもしれないが、難波のもう一つの顔のSFと同様に、その本質は自由にある、ということかも。難波プログレのひとつの到達点だと思う。 また本CDでは本編とは別に収録されている10曲目の「トロピカル・エクスポジション」も個人的には非常に好きな曲のひとつ。たしかひとりでシンセ多重録音で作ったものだったと記憶するが、この手の複雑で細かいシンセの音が絡み合う曲をやると絶品である。
「動的平衡」で福岡伸一さんの本に一気にはまりました。これは「動的平衡」の次に読んだ作品ですが、阿川佐和子さんとの対談形式で語られる文章は、非常に読みやすく、科学の難しい部分を非常にわかりやすく書いてあるので、福岡さんの本を読み始めるのに、「始めの一冊」にもってこいです。幼少期の二人が読んだ絵本や本が語られており、紹介されている本も読みたくなってきます。早速「生命のれきし」という絵本は購入しました。
二人とも絵画や本に詳しく、レベルの高いお話にあっという間に引き込まれ、あたかも自分が読んだり見たりしているかのような擬似体験もできます。久々にいい本に出会えた感じです。
親がいきいきしていなければ子供もダメになる。そんなあたりまえのことに気づかせてくれる本。なにも大自然に旅する必要はなく、身の回りの自然や出来事に、親子で一緒に感動することがなによりの教育につながると説く。
久々のオリジナルアルバムですが、ものすごく完成度が高いです。
Dont Panicの疾走感で始まり、リード曲のセンス・オブ・ワンダーはまさに宇宙を感じることができる文句なしの一曲!!
フォーチュンクッキーの楽しいけどエキゾチックな雰囲気からTOKYO STOMPなど新たなるゾーンに。
○×△□は遊んでます。
最後に向けてはメロウな楽曲が続き、その中でも気になったのはBABY。
最後の曲で、BABYだからゆったり聴かせるのかなと思ったらドタバタして、でもサビでは母性を感じさせる仕上がりで(FUMIYAの奥さんが歌ってる効果?)そのギャップが良かった。
前作同様、スッと耳に入って心地よく聴けるアルバムです。
ただ、先行シングルがないせいでキラーチューンと呼べるのはセンス・オブ・ワンダーぐらいです。
ファン的にはあと1、2曲かっちりした曲がほしい気も・・・
でも、アルバムとしてはこっちの方が絶対正解です。
無理にラップしない大人になったRIPもアリですね。
次回はガッツリとしてクールな感じのものも聴きたいですが、このアルバムは絶対買いです。
極めて寡作な人だが、一冊の密度が濃いのでそれほど問題なかったりする。
本作も購入して10年が経つが、未だ時折読み返して楽しめる。
派手さはないが、飽きもしない。
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