「ぼくのドラえもんが街を歩けば、みんなみんなが振りかぁえ~る~ぅよ♪」で、始まる旧ドラえもん(声が大山のぶ代さんじゃないドラえもん)の歌が入ったCDを探していたらここに入っていた。子供の頃は変な歌だと思っていたものの何故かずっと気になっており、30年近い時を経て聴くと・・・!素晴らしい名曲である。演歌と花笠音頭とスウィングJAZZを合体させたような曲。歌っている内藤はるみという人の声も魅力的。下手すりゃうんと泥臭くなりそうなこの歌を、爽やかに、小気味良くこぶしを転がしながら歌っている。多くの人に聞いて欲しい歌である。そしてもうひとつ、予期せぬ事態が私をうならせたのだ。「ジャングル黒べえ」のOPとEDである。これに関しては肝付兼太の「ベッカンコー!」のおたけびくらいしか覚えていなかった。歌は大杉久美子。いつもの優しいお母さんのような声と歌い方を想像した。ところが、である。聴こえてきたのはパワフルでパンチ力にあふれたカッコいいヴォーカルであった・・・!「こ、この人はこんな風にも歌える人だったんだ!」とても驚き、そして感動した。しばらくの間「ジャングル黒べえ」ばかり何度も聴いた。13、14曲目に入っている「リミットちゃん」の歌と聴き比べるのもまた乙である。14曲目などは私の好きな大杉久美子の歌ベスト3に入る曲だ。でも、「黒べえ」によって私の大杉久美子への概念は覆された!歌手としての容量の深さを思い知らされた。前よりもも~っと彼女が好きになった。是非多くの方々に確かめてもらいたい。
CDのほうは、弦楽四重奏の演奏による、新たに録音したカバーバージョンなのですが、正直、好みではないです。
演奏が騒々しいというか耳障りに感じられ、繊細なボーカルの声を聴こうとすると弦楽器が耳に残り、頭が痛くなるような感じで聴きにくいです。(40周年記念コンサート中の「あしたがすき」の演奏(弦楽四重奏)はとても心地よいのはなぜ?)
最近の堀江さんの声が聴けるのは貴重なので、新旧の比較も出来る、オリジナルバージョンで新たに録音して欲しかったです。(なので先に発売の「独言倶楽部2009」もそうですがDVDがメインでCDはおまけ(ごめんなさい)だと思って買っています。(歌のあゆみ8は最高に良いですよ!))
DVD(40周年記念コンサート映像)のほうも辛口のコメントになってしまいますが、「なぜダイジェストにしたんでしょうか?」。このようにして喜ぶファンがいるのでしょうか。
このコンサートに寄せる想いが大きかっただけに、ショックも大きく、落胆しています。(コロムビアが嫌いになりそうです)
ですが、「メドレー」はそのまま映っていますので、これだけで買う価値はあったと思います。「愛が心にこだまする」と「あしたがすき」も必見です。
星五つはDVDの評価(ダイジェストでも貴重なのです)。CDはおまけ(ごめんなさい)だと思っていますので評価には入れてません
個人的な意見として、1960〜1990年代位までのアニメソングには、 最近のアニメソングが無くしてしまった、何かがあるような気がする… その何かを知って頂く為にも、是非聴いて頂きたいアルバムです。
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