当時、早大2年だった斎藤佑樹投手の人気に乗じて、東京六大学野球関連の本は結構出ました。 この本も便乗本の一つでしょうが、六大学の入門書としておすすすめの一冊です。
長所は2つ。 まず220ページと短めで読みやすい。 そして、100年近い歴史を持つ六大学のエピソードを、各年代で満遍なく取り上げていること。 決して江川卓、高橋由伸といった人気選手の話ばかりではありません。
巻末にリーグ記録、歴代順位表、ベストナイン等記載(2008年春まで)。
どうせ早稲田一色かな、と思っていたけど、意外と他大学の試合もきちんと
収録されていたのでよかったです。
やはり斎藤くんが登板した試合は細かく解説されてます。
まぁそのためのDVDのようなものなんで仕方ないでしょうが・・・
内容はほとんど試合のプレーバックのみ。
最後に今シーズン達成された記録、注目選手や1年生の活躍などが収録されています。
1試合あたりだいたい3〜5分程度なので、試合をもう一度振り返りたいと思う方には
ネット録画中継がいいんじゃないかと思います。
六大学はまだネット中継があるからいいけど、他のリーグの試合、
大学選手権のDVDも出してほしいなぁと思います。
どの校歌・応援歌を聴いても、神宮で皆と肩を組み、声を枯らし燃えた思い出がよみがえります。卒業後ずいぶん経ちますが、久しぶりに応援団による音源に触れて、心身ともにリフレッシュしたような気がします。
今号では巻頭のカラーグラビアで日大三高出身の1年生特集 早大吉永・立大鈴木・慶大横尾・法大畦上・明大高山 5人の今シーズンと秋季へのインタビュー
他の今号特集記事では、 90年代東京六大学に女子選手が席巻 戦国東都の記憶・元阪神赤星の亜大時代 亜大東浜投手、監督は社会人を薦める ドラフトを待つ浪人生東海大菅野 息子が母校で活躍・早大吉沢俊幸 世界大学選手権の斎藤佑樹 など。
いつもの戦力分析付き選手名鑑、ドラフト候補有力選手写真名鑑なども詳しい。 選手の写真を黒枠で囲むのはやめましょう。
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