小説のため、映画では分かりずらかった登場人物の心理描写が分かりやすかったです。 ネギ星人を惨殺する場面も少々グロテスクに書かれていて、原作の世界観を大切にしたい方には向いているかもしれません。 ただ、映画での二時間弱分の物語を描ききれているのかというと、正直微妙な所です。ページ数が少ないので、省かれた場面も多々見られます。例えば映画にあった西が街中の不良を痛め付け憂さ晴らしをする場面は、この小説では跡形もなく省略されています。恐らく探せば、他にも省略された場面があるかと思います。 良かった点 ・映画よりも登場人物の心理描写が分かりやすい ・人物の行動の背景などがしっかり描かれている ・戦闘シーンの描写が分かりやすい 不満に思った点 ・戦闘シーンでの面白みに欠ける ・作中での緊張感が伝わってこない。 ・映画内容が一部省略されている 全体的には悪くないのですが、やや残念感の否めない作品でした。
本書はマンガ『GANTZ』のノベライズ第2弾で、本編の過去を書いたノベライズ第1弾『GANTZ/MINUS』とは違い、
本編の設定と登場人物を借りた、いわばパラレルワールドのような話です。
以下に感想を書きます。
話自体の構成は面白いと思います。全体の流れとしては、楽しく読めました。
文章は内容だけでなく、その概形で絵のように捉えられる表現も工夫されていて良かったです。
ただ、残念なところも・・・
この本はGANTZ本編の設定を取り入れており、中盤あたりからその解釈を著者流に拡げていくのですが、
論理的な展開がうまくできておらず、話が飛躍している感を受けました。
また、挿絵については量的には問題なかったのですが、人(特に岸本)の描写ばかりで、星人や風景の絵が少ないです。
GANTZの世界は文章ではなかなか把握しきれないことが多いので、是非、理解の助けになるような絵が欲しかったです。
以上、気になるところが2点あったので星3つとさせていただきました。
本編クリア後、燃え滾った勢いで購入しました。
14人の作家さんが描かれていて、キャラの内訳は
一ノ瀬、小峰、アキちゃん、有里→各二話
佐久間→三話
オールキャラ→三話
でバランス良かったです。
どのキャラに入れこんでいるかで満足度は変わる気がしますが
佐久間ひいきの自分はとても楽しかったです。
「昭和新婚さんごっこ」にはかなり腹筋よじれました。
表紙描いてる倒神さんが本編でまんが描いてたら文句なし☆5だったと思います。
値段の割になかなかの出来です。特に岸本の顔はよくできています。GANTZ好きなら買いでしょう!!
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