イラストレーターの方だというだけあって、絵がとても巧いです。
ストーリーやキャラクターも自分としてはとても好きですね。
内容的には、第二次世界大戦の中国大陸を背景に、人外・妖術の類・レトロフューチャーのごった煮を見ているような感じでしょうか。思惑の異なる互いに合間見えることのないキャラクター達が、どのような展開を繰り広げるのか楽しみです。
ただ、単行本の見開き1ページ目に、主人公格の少年と少女の成長後らしき姿絵が描かれていて、全体として大きな構想のストーリーだと思われます。出典を見る限り、2ヶ月に1話のペースで連載しているようなので、今後、過去のストーリーも含めていくとなると作品完結まで何年くらいかかるのか、それだけが心配ですね。
「クラシカルロマン」というのはシリーズ名のようなので、副題に「姫君の品格」と銘打ってもいいような、正統派お姫様のお話です。
ストーリーはこの作者さんらしく、丁寧でしっかりしてますし、なんといっても「姫君らしい姫君」「お似合いのヒーロー(ちゃんと上品)」キャラがすてきです。昨今の少女小説ではめったに見られないんですよね、姫様らしい姫様。
真っ白な深窓の姫君が、ノブレス・オブリージュとは何かを学び、期待される役目を果たし、お似合いのお相手と初々しい恋に落ちる。なんの変哲もないのですが、ものすごく新鮮です。
肉食系だったり無敵だったり無謀だったり無能だったり傍若無人だったりのヒロインに食傷した男性読者にこそ、オススメしたいと思います。
登場人物の誰が主役なのか分からないぐらい一人一人にドラマがありハマってしまいました。新人側室のヨッインが主役なのか?いやイーソンかな?それとも宮女のオンシン?まあ側室頭のユーフェイは邪悪そうだから主役ではないだろう。早くこのユーフェイをどないか失脚させてくれ!皇后ビシッと貫禄見せんかい!とか思いながら見てしまっています。この先の展開が楽しみです。
"愛の嵐""華の嵐"ハマりました!大好きだったのでぜひまた観たい!とどれほど切望したことか!ぜひまた再販して欲しいです。絶対、両方とも最後まで観たいと思っているファンは私だけではないと確信しています!
とっても澄んだ綺麗な声で一曲一曲を大切に歌い上げているのが伝わってきます。
歌唱力が素晴らしいので危なげなく安心して聞いていられます。
あと、普段あまり馴染みの無い三味線の音色が新鮮でそっちのほうも楽しめます。
とにかくとっても元気をもらえる作品です!
買って損はないですよ!絶対おススメです☆
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