ローリング・ストーンズの録音風景を中心にしたコラージュ風の映画ですが、「動くブライアン・ジョーンズ」を見ることが出来る、というのが嬉しいですね。でも半ば孤立してギターを弾く彼の姿は哀しいですが。ゴダール監督の映画は色彩が鮮やかで気持ちが良い。廃車置場のシーンでも、スプレーの色が際立っていました。ストーンズの演奏にのって、クレーンを使ったラストを見たとき、「これはアクション映画だな」と思いました。妙なカタルシスがあります。
神に仕える身のアーサー・ケインのモリッシーの呼び掛けによるニューヨークドールズ再結成とデヴィッド・ヨハンセン、シルヴェイン・シルヴェインとの再会、そしてその直後、神の下へ帰るまでのお話。
モルモン教のメンバー達との日常でやさしい表情を見せるアーサー。そこへ再結成の話が。
彼がベースを手にとり、変わってしまったであろうデヴィッドとの再会するのはどれだけ不安だったろう。デヴィッドは役者かもしれない、でもアーサーは名声ではなく純粋に友情を喜んだ。
Killer時代は音楽を通じて破滅的な衝撃を、今度はフィルムを通じて温さをくれました。
『僕もあんな風にいけたらいいな』モリッシー
曲、演奏ともに文句無く完璧です。聴き込むほどに味のあるクラプトンのアルバム、絶対オススメです。解説にもあるように名曲 オールドラブが入っていないのはちょっと寂しいですが、どの曲も素晴らしくまさしくベストです。哀愁のある声に深みのある演奏、同じ時代に生まれクラプトンの音楽を聴く事が出来る事に幸せを感じます。特にリヴァー オブ ティアーズなんて涙モノですよ。一生の宝になるアルバムだと思います。ただ、以前のように派手にギターを弾いてギターの音が目立っているわけではないので、派手なプレイを求めて買うのは間違いだと思います。しかし、このアルバムでの彼のギタープレイこそ、すべてのテクニックを超越して神の領域に入ったギタリストの真の音色なんだと思います。同じギタリスト(私は下手ですが)として心の底から尊敬しております。私にとって、人生の中で5本の指に確実に入る一枚です。
溶岩が街中を襲うという設定で、それと戦う危機管理局のスタッフと 女性学者のアンヘッシュ。 街の道や表面だけではなく、地下の下水や地下鉄のトンネルまでもがマグマの噴出に襲われる。 それと戦うトミーリージョーンズは相変わらず男らしい役だ。 てきぱきと指揮する姿は見ていて気持ちがいい。 それに助言する学者のアンヘッシュも女性らしい細やかさを見せ好演している。 自然災害系の映画としては、スケール感といい、緊迫感といいよくできた映画である。 見終わった後、一瞬の間をおいて冷たい飲み物を飲みたくなったのは言うまでもない。
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