「パワー」のPVを観た時から、何だか今度のアルバムはすごい事になりそうな予感はしていましたが、まさかここまでとは。
前作の「808s&ハートブレイク」が母を亡くした喪失感からか、ひどく内省的な作品だったのに対し、
今作では多くのゲスト陣営を迎え、豪華且つスケールの大きい作品となっています。
このデラックス・エディションですが、まずアルバムが紙ジャケ仕様で、カニエ自身と思われる黒人男性と、天から堕ちてきたフェニックスなる女性が絡んでいるアートワークに加えて、バレリーナ等の作品とリンクする何枚かの絵が、ジャケットの表紙にできる作りとなっています。
最大の売りは「ランナウェイ」のショート・フィルムで、ユーチューブでも確認する事ができますが、アルバムからの各楽曲が挿入されており、約30分の映像は一見の価値があると思います。
日本で1番MIX CDが売れているというDJ SWINGさん。 さすがです(^^)v 内容の方はとても聞きやすく、名曲揃いでヤバすぎですm(_ _)m まだ未聴の方は聞かなきゃ損しますよ〜
確か、1stから4年ぶりのアルバムだったか。その間にリリースされたウー軍団のソロアルバムは、正当な評価を得られないまま「もうダメかな」感が漂っていた。そんな時に突然リリースされ、買って、聴いて、はしゃいだことを記憶している。 ぬるくなって来た業界に久々にカマしたファーストカット「6」 ビートナッツ・ジュジュのプロデュース冴えまくり「3」 トラックの雰囲気もそうなら、内容はもっとヤバイ「4」 メス&レッド参加の「8」と、GZA&マスタキラー参加「19」は、それぞれの個性が出ていて面白い やっぱり女性受けした脱力全開「18」と、全曲に賛辞のひとつでも言いたくなる。 相変わらず、ウー周辺のサブプロデューサーを使っているなぁ、と思っていたが、全曲トラック制作後のミックスを、RZAが手掛けてアレンジしているそうで、アルバム全体が統一感があるものに仕上がっていることに成功している。主流になりつつあった、打ち込みビートをあえて使わず、サンプリングを使っているが、ドロ臭く、ドラマッチックなビートはサンプリングでしか表現できないものであり、ゴーストのソウルフルなニオイを最大限に生かすためにはこうするのが最良だったのだろう。 長々書いてしまったが、めちゃくちゃかっこ良いです。
スタテンアイランド出身、今やベテランの域に達したWU-TANG CLANのRAEKWONの1stソロアルバム。この時期のウータン勢のソロアルバムはなんだかんだいっても全てマズイことになっているので、聞き漏らしは無要です。レイクウォンは異能集団の中でも盟友ゴーストフェイスと並ぶリリシスト/ライムテクニシャンであり、彼のラップのスキルの高さは他のメンバーの追随を許さないほど。個人的には彼の声に惚れ込んでました。そんな彼のラップを持ち上げるのは勿論RZA。1stを皮切りに次々とRZA主導で出されたソロアルバムの中でも、このレイクウォンの1stは1,2を争う出来。中でも1~6までのクラシック連発の流れや、Ice creamなんかは何度聞いても鳥肌が立ちます。
声・ノリ凄くいいです!!個人的には8番の曲が聞きやすいしオススメです!!
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