私かかねがねこの作者の作品については生きた愛を描いているとレビューしてきましたが、今回は死が大きなテーマである。
あまりにも狭いコミュニティで次々に起こるトラブルがあまりにも現実離れしているという意見もあるかもしれない。
しかし、それも、日常的な感情の動きも事件だと考えれば、さもあるかもしれない。
結局根底には登場人物の若さからは想像できない深い愛情がある。純粋であるが故におこるすれ違いや、進まない部分。
天使という立場で見える現実や逆にそれゆえのもどかしさがいっそう物語りに彩りを添えている。
ここには紛れもない生きた愛の証があるといえるのだろう。今回も名作です。
★5つの批評が多かったので、かなり期待したのですが、ハワイ初心者だった頃に
やりつくした思い出を読んでいるようでした。(共感はしましたが。)
一番自分と合わなかった理由は、筆者は完全一人旅派の方ではないご様子で、この
本の内容はおそらく、ハワイ同好会のオフ会をやったらこんな感じじゃないかなぁ
というものでした。
従姉妹に借りて以来の砂時計でした。
杏と大悟の視点がメインだったから藤の杏への想いが伝わりにくいなあとか。 脇役の描かれ方が中途半端で勘違いをさせそうだなあとそこは残念でした。 ただ映画の原作本ということを考えると削らないといけないから仕方のないところですね。 それに基本的には忠実に描かれていたので、漫画を思い出すようで懐かしかったです。
あんまり感情移入とかする作品ではなかったので、尚更あの後の杏と大悟がいつまでも幸せでありますように。 なんだかそう願わずにはいられないです。
著者のハワイ旅行本3作目です。 内容は、おひとりさまでハワイにロングステイする話がメインでした。 パワフルな観光がメインの以前の本とは空気感が異なり、長期滞在の話しだけあってまったり読めたと言うのが感想です。 一人ならではの楽しみ方が盛りだくさんで、自分でもプチロングステイを計画したくなっちゃいました。 私は今作が一番好きでした。
前作と前々作を読んでいない方でも、続き物の話しではないので置いていかれる事は無いと思います。 ハワイに恋してる女性にお勧めです。
これは、たぶん女の子向けに書かれた本であろう。 しかし、読み進めてゆくにあたって、男女問わず、 人間だれしもが持っている、不安や、自分との葛藤が書かれていてた。自分がどう見られたいか、どう見せたらよいか、、、という、外で生きてゆくための基本が書かれていた気がする。 「モーニング娘。になれなかったあなたへ」という帯びからは想像できないくらい、深くて内容のしっかりつまった物語りだった。 読みやすく、引き込まれてゆく内容なので、一気によめる。著者本人が後書きで書いている「ただの夢や希望ばかりを書きたくなかった」「私は年をとるのが恐い」 という部分も共感できた。 新聞や雑誌で話題なのも当然だと思った。
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