元々PC、PS2ともっていましたが、義援金活動になると思い購入しました。当初紙かプラスチックの外ケ−スに入っていると思い頼みましたが、普通のケ−スに震災募金の印字があるだけでした。作品は悲しい話ですが、少しでも皆さんの役に立てればと購入しました。
実はガチガチのSF作品だった、キネティックノベル「planetarian」の、パッケージ版初回限定版についていたおまけ小説の書籍化。
「その後どうなったのか」が解らない、非常に煮え切らない思いを抱かせる本編を補完する作品群(短編集)です。前々から欲しかったものの、プレミア価格に阻まれていたため、今回喜んで購入しました。とりあえず、文章や描写力は安定していて、出版物としての基本が押さえられているのは嬉しいところです。(元がゲームのおまけ文書だったので不安でした)
ところが…
問題は、そのあんまりな内容と、本編との毛色の違いでしょう。
本編ラストの解釈が分かれていた部分(主人公はどうなったのか)はきちんと明かされるものの、その答えから期待される展開とは言い難い、閉塞感漂う内容です。正直、本編のラストよりさらに気分の重たくなる展開で、頭を抱えました。本編のプラネタリウムで出てくるような希望へ繋がるメッセージは見られず、ただひたすら出口のない世界の行く末を見せられるのは辛いものがあります。
結局、「ロボット」と言う存在に託された人間の希望と悲哀を美しく描いた本編と重なるのは第一話程度です。あとは、悪い意味でSF趣味が前面に出たような作品ばかりで、本編からのスピンアウトとして疑問が残ります。
本編が好きなら一種のコレクターズアイテムとして意味はあるでしょうが、本編の補完を期待するとがっかりするかと。また、本編をやっていない人間にとっては何がなにやら解らないでしょうし、これを読んで本編をやりたくなるとも余り思えず、総じてお勧めはしにくいです。
このドラマCDには、構成の関係で元の小説では削られていた、シナリオ担当涼元氏書き下ろしの「星の人/系譜」の部分も含まれて収録されており、いわば「星の人」完全版とも言える内容になっています。
屑屋の最期、そして天国は果たして一つなのかが判明する、planetarianファンなら必聴の一枚です。
先行発売版をすでに持っていますが、収納箱とイラスト集が目当てでこれも買いました。すでに触れられているとおり、パッケージとレーベル面の印刷が異なるのみで、収録内容はまったく同じです。先行発売版はノーマライズ(音量の最適化)が不十分で、その点にやや不満があったのですが、当然、今回発売されたものも同じ問題を引きずっています。他の2巻ではその点が改善されているので、今回の再発売にあたっては、本巻もそれらに合わせてリマスターくらいはして欲しかったものです。
内容的には、ゲーム本編付属の小説本にある「雪圏球(スノーグローブ)」がベースになっていますが、スタッフ一同で新商品の「雪圏球(スノーグローブ)」を囲む話など、一部にオリジナル要素が含まれています。全体の流れとしては、「ゆめみ」が来るはずのない客の呼び込みをするシーンに始まり、その後スタッフと楽しく仕事をしていた頃の回想を経て、最後に本編の「主人公」を迎えるという形となっており、その後本編とシームレスでつながるように構成されています。また、ラストには本編のラストで「ゆめみ」が過去のことを振り返るシーンが同様に使われており、切なさを感じます。
完成度は高いと感じますが、再発売にあたっての配慮が不足しているということで、星1つ減点とします。
KEYの中ではわりとマイナー気味な作品ですが一般人にもおすすめできるという点ではこれが一番優れている気がします。
プレイ時間もわりと短くて済みますし、一本の映画を見ているようです。
音楽も素晴らしく涙を誘います。ヘッドホンで聞くと響きがすばらしい。
ドラマCDを聞けば前後の話が理解できてなかなか面白いです
プレイ前に聞くもプレイ後に聞くもよし。
まあ小説版でも十分かとは思うので、小説版+PSP版が一番安く作品を網羅できます。
値段がネックだと思うならそっちの方をおすすめします
ぜひアニメ化もして欲しいです
久しぶりにプラネタリウムに行きたくなりました
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