渡辺啓助 商品

渡辺啓助 怪奇探偵小説名作選〈2〉渡辺啓助集―地獄横丁 (ちくま文庫)

戦後の1960年から日本探偵作家クラブ会長をつとめるなど比較的息の長い活躍ぶりだったが、現在いわゆる教科書的な文学史では目立たない存在である。だが、この作品集におさめられた短編はどれも出色の出来映え、読んでいて暗い気分になる犯罪ものというよりは、悪のロマンにうっとりしながら読み進めることができるピカレスク・ロマンだ。弟の渡辺温の小説がどちらかというとモダンなコスモポリタンの都市小説であるのに対して、兄啓助の小説はどことなく横溝正史を彷彿とさせる生臭い血縁や地縁の世界と相性が良い。 怪奇探偵小説名作選〈2〉渡辺啓助集―地獄横丁 (ちくま文庫) 関連情報

渡辺啓助 新青年傑作選怪奇編 ひとりで夜読むな (角川ホラー文庫)

18世紀ベーリング海の島に日本人の海賊がいた。横蔵と慈悲太郎そして彼らの姉。ロシアのフリゲート艦内で病気が流行った。死人を海に投げ込む。死人の中にまだ生きている者がいた。2人の海賊に助けられたのは緑色の髪のフローラ。奇怪な事件がおこる。 新青年傑作選怪奇編 ひとりで夜読むな (角川ホラー文庫) 関連情報




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