本書は、専門誌「建築知識」の連載をもとに、建設現場で腕を振るう職人たちのインタビューをまとめた一冊で、ゼネコンの下請けで働く職人から宮大工まで、建築にかかわる37人へのインタビューが収録されている。 鳶(とび)、左官工、塗装工、曳家(ひきや)、断熱材のウレタン吹き付け職人、クレーンオペレーター・・・等が登場する。黙々と自らの腕を頼りに生きる男たちの飾らない物言いが実に魅力的だ。さらに、我々の知らない現場をのぞき見るような楽しさもある。彼らのモノクロ写真に見せる表情がとても好い。 建設業者 関連情報
職人の技術の高さ、心の強さに感銘を受けました。著者の方は若き日の交通事故によって身体がぼろぼろのはずなのに、それでも鉄骨を担ぎ、仲間の職人と共に日本の街を創り続けています。講演会にも参加し、ますますファンになりました。次作も期待しております。 鳶 上空数百メートルを駆ける職人のひみつ 関連情報