僕にとって、大人になっても子供時代を思い出せてくれるのが
クレヨンしんちゃんでした。
大げさに言えば心の友達と言っても過言ではありません。
イッキ見のシリーズもこれで5作目です
980円な所も嬉しいですね
さて、内容は大きく分けて
まつざか先生が入院する話(徳郎先生との出会い)
上尾先生登場話
の二つです。
他にもひまわりのいたずらを防ぐ為に防衛壁を作り、ひまわりとの全面戦争が起こる「怪獣ひまわりと戦うゾ」などがあります
エピソードリスト
1 ホータイでしあわせ気分だゾ 2 ライバル園児が偵察に来たゾ
3 ライバル園児と対決するゾ 4 まつざか先生に春の予感だゾ
5 ひとめぼれしたまるざか先生だゾ 6 まつざか先生の明るい入院だゾ
7 まつざか先生と一緒に入院だゾ 8 恋にゆれるまつざか先生だぞ
9 病院でお昼寝だゾ 10 久しぶりの我が家はいいゾ
11 オラはリハビリ中だゾ 12 まだまだギブスは取りたくないゾ
13 久しぶりの幼稚園だゾ 14 新しい先生は変わっているゾ
15 お中元が届いたゾ 16 メガネを外すと本音が出るゾ
17 怪獣ひまわりと戦うゾ 18 おねいさんとプールに入りたいゾ
19 風間くんはオネショが心配だゾ 20 おもちゃ遊びでなやんじゃうゾ
となっております
何故☆-1かと言いますと、しんのすけが入院する発端となった「ひまわりを救出するゾ」が入ってないからです。
コレを入れてないと初めて見た人は、なぜしんのすけが怪我をして何故入院したのかが分からないので−1にしました。
ですが、980円で150分(他の4枚は145分)楽しめますので買って損はないと思います
欲を言えばこのシリーズであるイッキ見シリーズは5つありますので、
145分×5枚=725分=約12時間
980×5 =4900円
この夏に5000円を使って
クレヨンしんちゃんの世界に浸ってみてはいかがでしょうか?
少し前
ハリウッド映画にもなっていた『真夏の夜の夢』(ただし福田恒存氏は
夏至の前日という舞台設定、そしてイギリスの夏は過ごしやすい陽気であるこ
とを考え合わせ、「夏の」夜の夢にしている)&
シェイクスピア晩年の傑作、
『テンペスト』をおさめた文庫。
一見、異様な取り合わせにも思えるが、両作品とも、妖精が出てくるなど多少
幻想的なところが共通しているともいえよう。
妖精パックの手違いで、恋人たちがごちゃごちゃになってしまうMidsummer
Night's Dream、そして領地を追われたミラノ公プロスペローが、自分と娘
ミランダを追いやった者たちを乗せた船を難破させるところからはじまる『あ
らし』、どちらも面白く読める作品。結局、夏の夜の夢の恋人たちはあれで良
かったのだろうかとか、プロスペロー達の和解が微妙に不完全だったり、と
いうところもあるが、短くて読みやすく、基本的にはハッピーな物語である。
巻末に解題つき。但し、字がとても小さい上、ところどころブレたようになっ
ていたりして、体裁上は読みにくい。
イタリア・ミラノの名門ヴィスコンティ家出身のルキノ・ヴィスコンティが「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(43)で監督デビュー、6本目に手掛けた作品。
19世紀末期のカミロ・ボイトの短篇小説「官能」より「自転車泥棒」(48)の共同脚本家スーゾ・チェッキ・ダミーコとヴィスコンティが脚色し、1866年の
イタリア統一戦争時代を背景に描いた愛憎劇である。
(ダミーコはウィリアム・ワイラー監督作「
ローマの休日」の脚本も共同執筆している。尚、ヴィスコンティ作品常連の脚本家でもある。)
撮影は当初「終着駅」(53)のG・R・アルドが担当していたが不慮な事故死により、「第三の男」(49)、「ロミオとジュリエット」(54)のロバート・クラスカーに代った。彼は、晩年にウィリアム・ワイラー監督作「コレクター」(65)を撮っている。
美術は、後に「白い肌に狂う鞭」(63)や「
幽霊屋敷の蛇淫」(64)等、重厚な様式美溢れるゴシック・ホラー傑作を担当したオッタヴィオ・スコッティである。
衣装デザインは、「美女と野獣」(46)、「双頭の鷲」(48)、「オルフェ」(50)等、ジャン・コクトー監督作常連のマルセル・エスコフィエであり、ロジェ・ヴァディムのゴシック・ホラー傑作「血とバラ」(60)も担当している。
編集は、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(43)、「揺れる大地」(48)、「鉄格子の彼方」(49)…等のマリオ・セランドレイで、晩年には「血ぬられた墓標」(60、兼 共同脚本)、「ヘラクレス 魔界の死闘」(61)、「知りすぎた少女」(62)、「ブラック・サバス/恐怖!三つの顔」(63)、「モデル連続殺人!」(63)等、マリオ・バーヴァ監督初期の傑作一連を担当している。
主演のリヴィア・セルピエーリ伯爵夫人役
アリダ・ヴァリとフランツ・マーラー中尉役ファーリー・グレンジャー、二人の俳優経歴にも共通点が見られる。
ヴァリは、その後「顔のない眼」(59)、「新エクソシスト/死肉のダンス 」(74)、「レディ・イポリタの恋人/夢魔」(74)、「サスペリア」(76)、「インフェルノ」(80)等、オカルト・ホラー映画でも活躍。特に「サスペリア」のタナー教師(
魔女)役が強烈な印象を残している。
グレンジャーは、
ヒッチコック作「ロープ」(48)、「見知らぬ乗客」(51)のスリラー系から、「地獄のシャイニング」(71)、「ソー・スウィート、ソー・デッド」(72)、「ローズマリー」(81)等のホラー映画でも活躍。特にトム・サビーニ担当の切り裂きメイクが圧巻な「ローズマリー」のジョージ・フレイザー保安官(実は殺人鬼!)役が凄まじい。
絢爛豪華なオペラ劇場で、ヴェルディの「イル・トロヴァトーレ 」が流れる舞台で幕開け。
イタリア統一と外国支配からの解放の動きが活発化する革命と暴動と戦争の時代。優雅なセレブ達が集う劇場の一階の特等席を占めるのは、ヴェネツィアを支配下に置いていた
オーストリア帝国の士官達。真っ白な軍服が煌びやかで威風堂々とした様相。そして天井桟敷に陣取った
イタリアの愛国者達。どうやら、一触即発の如何わしい雰囲気が漂っている劇場である。
上演中のオペラは高揚し、主人公が「武器をとれ! 」と高らかに歌い上げると、劇場の天井から赤白緑の紙吹雪が舞い落ちて来る。と、同時に「
イタリア万歳、占領軍は出てゆけ!」という複数の叫び声、騒然となる劇場。直後、
オーストリア軍のフランツ・マーラー中尉(ファーリー・グレンジャー)と反占領軍運動の指導者ロベルト・ウッソーニ侯爵(マッシモ・ジロッティ)の口論から決闘騒ぎに発展する。紙吹雪を小馬鹿にしたフランツにロベルトが激怒し、頬を張ったのである。
桟敷席から様子を見ていたリヴィア・セルピエーリ伯爵夫人(
アリダ・ヴァリ)は、従兄のロベルトを心配しフランツを桟敷席に招き、決闘の申し出を断るように頼むのである。決闘にはならなかったものの、フランツの密告でロベルトは捕まり、流刑になってしまう。数日後、再会した二人のドラマがここから、始まる。まず、上流階級の女リヴィアが若い男フランツの魅力の虜になり、軈て人目を忍んで二人は逢瀬を重ねるようになる...。
儚げで悲劇的な愛の形...相思相愛の意志で結託された悦びや優美な永遠性を感じさせる世界が、一瞬にして失意と絶望の谷底へと突き落とす終結と落魄と崩壊を劇的に描いた傑作である。叙情的な恋愛の炎が消える瞬間は衝撃的な哀しみに満ちている。(女の業や執念が怖い映画でもあります。男はその真逆。)
衣装、背景、舞台、建築物、景観、全てにおいて美しくテクニカラーを駆使した映像に酔ってしまう、陶酔してしまう映画である。そして、ヴィスコンティが単なるメロドラマを描きたかった訳ではない...後に続く荘厳華麗で耽美的な作風と共に観る度に味わいが増す、という素晴しさが、それを証明している。
アリダ・ヴァリが美しい。恋する若い将校も又美しく、年上の貴婦人の狂気を引き出してしまう要素はたっぷり持ち合わせている繊細さが怖いです。
でも、やっぱり凛とした美しさの下に怖さが覗く、
アリダ・ヴァリに脱帽です。ヴィスコンティの映画は撮り方は凝ってはいないのに、いつも、人間の恐ろしさがそこにはあり、美しい登場人物たちが、狂っていくさまは息苦しいほど緊迫しています。でも、衣装もセットも雨も美しすぎる映画です。ぜひ、本物の大人の方が観てください。