The way the merchandise is packed was perfect and delivery was quick. Good seller.
映画の「会議は踊る」を幼いころに観て以来、主題歌の「ただ一度」が本当に好きで、サントラ盤以外の音楽を探していました。収録曲がすべて明るく楽しいアレンジで、朝起きたとき、休みの日などに聴くと気分が明るくなります。軽やかな
ドイツ語も新鮮ですよ。
テレビの映画音楽特集で紹介されていたので、興味があって買いました。古い作品のせいか、画質や音質の劣化は否めませんが、下手にリマスターするより、経年をそのまま感じられるので、このレトロな味わいもなかなか良いと思います。
内容については、オペラ映画とミュージカル映画の区分けは分かりませんが、絢爛、ときめきといった点で、台詞こそ歌ではありませんが、音楽は2、3曲程度ですが、これはもうミュージカル映画と言っても良いでしょう。また、特典の淀川長治さんの、音楽のリズムを取りながらの、こういう楽しい解説は初めて観ました。
見どころの手袋売りの娘が、
ロシア皇帝の城へ馬車で向かう約4分間のシーン。ここを観られただけでこのDVDは買い得でした。他にも群衆での踊りや歌のシーンもあり、当時としてはかなり大掛かりな撮影だったように感じます。戦争の痛みは辛いけど、恋の痛みはいくつあっても良いと思えるような、こんな平和な時代があったのだなと思える美しい映画でした。
この映画は55年以上前に観たものでした。忘れかけたシューベルトの音楽と共に、私の壊れやすかった精神の若い時が思い出され、懐かしくまた甘美な世界へと誘ってくれました。
ありがとう。
「会議は踊る。されど進まず」という言葉で知られるウィーン会議。
ナポレオン戦争後のヨーロッパ再編成について話し合われたこの会議では、ヨーロッパの覇者として存在感を示したい
オーストリア、これを機会に発言権を強めたい新興国
ロシア、プロイセン、生き残りをかけて必死に立ち回る小国、紛糾する各国の間を立ち回り、敗戦国としての立場を脱却したい
フランスと、さまざまな思惑が展開し熾烈な駆け引きが展開された。
その一方で連日開かれる華やかな晩餐会に、ウィーンに集った王侯貴族に取り入ろうとする人々、会議の恩恵にあずかろうとする人々でウィーンはお祭り騒ぎとなった。
この本はそんなウィーン会議の狂騒振りをいきいきと描写し、華やかな外見とは裏腹に各国の背後に展開した権謀術数の数々も浮かび上がらせている。
紛糾し、誰もが終わりが見えなくなりつつあった会議を終結に導いたのが他ならぬ
ナポレオンの再起であったというのはなんとも皮肉。
また
オーストリア帝国に君臨した名門ハプスブルク家と帝都ウィーンの歴史にも触れられていて、この時斜陽に向かいつつあるハプスブルク家の命運に思いを馳せることもできる。
文章も軽快で時にユーモラス。読みやすい好著といえる。