これは以前SFC版で出た同名ソフトの移植版です。
私がよりGBA版の方が好きな理由は、これで追加された「ヴィジョナリーシステム」があるからです。「王者のサングラス」とか「黄金の林檎の実」、「虫食いのグリモア」など、ゲーム中には、手に入れてもアイテム欄に表示されないアイテムがあります。それらは、ヴィジョナリーモードというモードで"再生"すると、シナリオでは語られなかったサイドストーリーが見られるのです。
花田の思惑だったり、マダムとケルベロスの出会いだったり。今まで知らなかった物語が沢山ありました。これを見るのが好きなのです。シナリオを進めていくうちに、変な名前のアイテムを手に入れたとする。アイテム欄を確認しても、そのアイテムの名前が見あたらなかったら、即ヴィジョナリーモードに移行!再生する瞬間はわくわくです。……たまに、壊れていて完全に見られないデータもありますが。
真・女神転生の世界をより深く楽しむために、プレイをお勧めします。
「真 女神転生~廃墟の中のジン~」の続編です。 転生を遂げたジンは、全ての過去を忘れ、退屈な 日常をぼーっと消化する毎日。その退屈な日常は、 ある日突然崩れ去った...。 過去に焼きつけられた”死”への恐怖を乗り越える ジンの姿はとても痛々しく、なんとも言えませんでした。 覚えの無い期待を向けられ、戸惑い、傷つき、そして また”死”と向かい合う。そしてジンはまた「あの頃」 へと戻ってゆく。”死”を乗り越えて...。 そんなジンにまたまたジーンとなりました(笑)
このサントラは実に貴重。何故なら、オリジナルもアレンジも、両方増子司氏が全て手掛けた物だからである。女神転生シリーズを通して増子司氏が両方手掛けられたのはこれだけである。
そしてブックレットからは、女神転生の黄金期を象徴する増子司氏の言動が見て取れる。代表的な例としては、店に入った時の曲のコメントで、
「金ちゃんが怪しい人描くからだ、わーい。」
と言うのがある。金ちゃんとは金子一馬氏の事である。そう、女神転生の黄金期とは、
「岡田耕治、金子一馬、鈴木和也、伊藤龍太郎、増子司」
のフルメンバーが揃っていた時だ(敬称略)。
真・女神転生2の後に出た真・女神転生if…では、伊藤龍太郎氏が
「増子さんはエンディングの校歌を作るのを嫌がっていたけど、作って貰った(笑い)」
とアトラスの会報で書いている程、五人が親密に結束していた。
私は当然このサントラを持っている。このサントラならば、例え中古でも一万はくだらない。まして新品未開封なら、観賞用及び保存用として三万は固い。実際に新品未開封なら、私が五万出してでも欲しいぐらいだ。
オリジナルもアレンジも、両方増子司氏が手掛けたサントラには、それだけの価値がある。
今はアトラスで増子司氏のテイストを受け継ぐ土屋憲一さんが真・女神転生4の作曲をして下さっている。
増子司氏に依頼出来る資金が無い以上、今後の真・女神転生シリーズは土屋憲一さんに託すしかない。
しかし、本音を言えば増子司氏にもう一度「女神転生の曲」を作って頂きたい。
FC版女神転生2、真・女神転生1とつづくロウとカオス(神と悪魔)をめぐるストーリーの作品群の完結編的作品です。これ以降メガテンシリーズは真3まで真ifやデビルサマナー、ペルソナなどより日常に接近した世界観となるため、ある意味この作品が初期の集大成と言えます。基本的な世界観やシステムは前作を引き継いでいるのですが、共に前作以上に強化されていて、魅力的なものになっています。 前作以上にストーリー・イベントに絡んでくる人物や悪魔が増え、個性も豊かに描かれているため、雰囲気を味わうだけでも楽しめます。悪魔の種類も聖書関連から日本神話、妖精伝説などさまざまでさらにコンピューターやメカなど未来的な雰囲気もミックスされていて独特です。これだけ色々な要素を注ぎ込んで、破綻せずにまとまった世界観が表現されているのはすごいです。仲間システムも基本は同じですが、悪魔合体で魔法が継承されるようになりパーティ編成の選択肢が増えました。個人的にはいままでやったRPGのなかでも屈指のゲームですが、あえて難点をあげると一部イベントアイテムの入手がヒントが少なく困難なことや合体剣の作り方が複雑すぎて自力で強力な剣を作るのが難しいということです。これからプレイしたいと思っている人は攻略本や攻略サイトを利用することをおすすめします。
今はもうゲームに熱中する齢では無くなったが、それこそ昔は学校や勉強も忘れ現実逃避するほど(笑)ハマリまくったものだ。そう『真・女神転生』シリーズもその最たるひとつだった。 本作はSFC版から新たにPSに移植されたモノのサントラである。恥ずかしながらPS版は未プレイな私であるが、今になってこのCDをアマゾンで見つけ無性に聴きたくなり、PS版サントラとは知りつつも思い切って購入してみた。 「懐かしい…」これが第一声だった。全ての曲を聴き終わる頃にはあの当時のシーンの数々が鮮明に思い出された。これは驚きである。 確かにSFC版当時の陳腐なサウンド(いや、私にはある意味これが最良なのだが)とは微妙に違う音なのだが、CDのライナーにも記してある通り、元のSFC版の音源の雰囲気を損なわないように巧くアレンジしてあるのだ。むしろ音質のクオリティがアップした分、曲としてのクオリティもアップし聴きやすいと言える。まるでSFC版そのものが美しく蘇ったと勘違いをしてしまう程の出来だ。(嬉しい勘違いだ) これはPS版ファンはもちろんのこと、往年のSFC版ファンの方も決して裏切らない至宝のサントラ集と言える。 ちなみにCD1のシークレットトラックに収録されている謎の曲(?)不勉強で私には聞き覚えのない曲なのだが、個人的にこれが今一番気に入っている素晴らしい曲である事を補足しておこう。お薦めである。
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